米国女子ツアー今季第8戦「キングスミル選手権」は、2日（木）にバージニア州のキングスミルリゾートで開幕する。出場する日本勢は、宮里藍、上田桃子、有村智恵の3人。開幕前日に行われたプロアマ戦には宮里のみ出場し、上田と有村は練習場で最後の調整を終えた。

先週の「ノーステキサスLPGAシュートアウト」で今季初の予選落ちを喫した宮里は、月曜日から早々に現地入り。同日はコースには出ず練習のみで済ませ、翌火曜日は9ホールのハーフラウンドをこなし、この日のプロアマ戦で18ホールをラウンドした。先週を「悪い内容では無かった」と振り返りながらも、「パットで修正できる点があると感じた」と、父でありコーチの優さんに動画を送りチェックを依頼。「ハンドアップしすぎていること、頭の軸が振った後にずれていると言われたので、固定するように心がけている」と指摘ポイントを抑え、さっそく修正に取り組んだ。

海に隣接する今週のシーサイドコースは、風との戦いでもある。この日はアゲンストのホールが多く、「セカンドで何度も3番ウッドを使ったけど、それでも届かないホールがあった」と宮里。加えて、雨と寒さにより全体的に飛距離が落ち気味ということもあり、上田も「例年より（距離が）長く感じた。コースマネジメントをしっかりしていきたい」と口を揃える。その中でも上田は、先週を今季自己ベストの37位タイで終えるなど「自分の感覚を取り戻しながら、自信を持ってプレーができた」と調子は上向き。今週を、さらなる加速への布石とする。