宮里藍のスイングをスーパースローでチェック
2013年 RRドネリー LPGA ファウンダーズカップ
期間:03/14〜03/17 場所:ワイルドファイアGC(アリゾナ州)
今季初勝利へ首位に1打差2位 宮里藍「自分のペースで」
米アリゾナ州のワイルドファイアGC(アリゾナ州)で開催中の米国女子ツアー「RRドネリー LPGA ファウンダーズカップ」2日目。9アンダーの単独首位で出た宮里藍は、8バーディ、3ボギーの「67」で回り、通算14アンダーまでスコアを伸ばした。韓国の李知映にトップの座は譲ったが、1打差の単独2位と絶好のポジションだ。
ビッグスコアを叩き出した翌日の難しいラウンド。だが宮里の心はこの日も波立つことがなかった。「本当に欲張らずに、っていうのが大前提で、あくまでも一つ一つの積み重ねだと思っていた。その辺は朝、切り替えが上手くいったんだと思います」と淡々とスタートすると、2ホール目の11番(パー5)で3メートル、さらに直後の12番では7メートルを沈めて2連続バーディを奪った。
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前日午後の気温30度を超える暑さから一変して、この日は穏やかな午前中のプレー。折り返しの18番で今大会初のボギーを叩くが、後半も良いリズムは変わらない。8番で第2打をピンそば1メートルにつけるスーパーショットを見せ、8つ目のバーディ。フェアウェイキープはパー3を除く14ホールのうち、12ホール。パーオンを逃したのも2ホールだけと、充実の内容で予選ラウンドの戦いを終えた。
シーズン序盤戦での初勝利への期待は高まるばかり。それでも「(各選手とも)スコアが出ているので、これから週末ピンポジションが難しくなってくるとは思う。しっかりとコースマネージメントをして、自分のペースで一打、一打しっかりやっていこうと思います」と姿勢は崩さない。
タイでの自動車事故による首痛は消えたが、今大会は復帰初戦。「最終組の雰囲気などで、自分が自分にプレッシャーをかけてしまうようなことがある。本当に今週はのびのびとゴルフができることを楽しみながら行きたい」と自らに言い聞かせるように話してコースを後にした。