優勝争いから一転、予選突破を気に懸けながらのラウンドに
今日の日本人選手/上田桃子がイーブンパーの暫定21位タイと、上々のメジャーデビューを果たす!
今年の「全英リコー女子オープン」に出場した日本人プレーヤーは、総勢6人。この日は日没サスペンデッドとなったが、日本勢は揃ってホールアウトした。その初日、優勝への期待を抱かせる好スタートを切った選手もいれば、早くも予選落ちの危機に陥ってしまう選手も現れるなど、明暗が分かれる結果となった。
宮里藍は、首位と3打差の暫定4位タイという絶好のスタート。さらに、今大会が初のメジャー参戦となる上田桃子は、「いやー、やっぱり難しいコースです」と言いながらも2バーディ2ボギーのイーブンパーでホールアウト。「一緒にラウンドしたポーラも朴セリも苦戦していましたし、イーブンパーで回れたので良しとしましょう」と、メジャー独特の雰囲気にも、"ゴルフの聖地"セントアンドリュースにも、まったく臆さない強心臓を見せつけ、暫定21位タイと上々の滑り出しを見せた。
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不動裕理は、前半2ボギーを叩くも後半の1バーディで1つ巻き返し、1オーバーの暫定36位タイ。また、メジャー初参戦となる佐伯三貴は、4ボギー1バーディの3オーバー暫定69位タイと出遅れ、ホールアウト後は「グリーンが硬くて止まらないし、パッティングの距離感は合わせられないし・・・本当に難しい」と意気消沈。「パッティングの距離感を調整して、明日はアンダーパーを目指します」と、明日以降の巻き返しを図っていた。
そして、こちらも4オーバー暫定82位タイと出遅れてしまったのが、大山志保と横峯さくらの2人。大山はパットのフィーリングが合わず、3パットを5度も繰り返したことが大きく響いた。また、横峯も大山と同じくパットに苦しんだ。15番パー4では、2メートル程の距離から3パットとしてしまい痛恨のダブルボギー。アプローチをピンに絡める見せ場も作ったが、3バーディ、5ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しい内容となってしまった。「明日はできればアンダーパーでラウンドしたいです」と、明日の2日目は予選通過ラインを見据えながらの戦いとなる。