ソレンスタムの優勝を阻むべく、同郷のコークが好スタート
LPGAツアー「トーナメント・オブ・チャンピオンズ」初日
アニカ・ソレンスタムの史上最大記録への第一歩となるこの大会。すでに9勝挙げているソレンスタムが、もしも今季残り5戦をすべて優勝できたら、ミッキー・ライトが打ち立てた年間13勝記録を更新することになる。それだけに大注目となっているこの「トーナメント・オブ・チャンピオンズ」の初日。
雨模様だったものの、そんなことでソレンスタムの闘志の炎は消えない。3アンダーで迎えたバックナイン最初の10番では、20メートル級のバーディパットを強気に打ってカップイン。これで4アンダーになったが、じつは首位から3打遅れていた。カリン・コークが4番のバーディをスタートに、5番でイーグル、6番7番で連続バーディと猛チャージ。バックナインに入ってもその勢いは止まらず、11番から14番と4連続バーディで9アンダー。ソレンスタムとの差を5打に広げた。
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一方のソレンスタムは、その後5アンダーにまで詰め寄り16番ではイーグルのチャンス。パットがわずかにカップを外したものの、バーディで3打差まで伸ばした。しかし波に乗るコークには運までが味方。18番の2打目はグリーンを外したものの、ラッキーなバウンドでグリーンオンして、なんとバーディチャンス。これを決めて、コークはキャリアベストの10アンダー(62)でホールアウトした。
後半にかけてバーディラッシュで存在感をアピールした朴セリは、17番のバーディで7アンダーと単独2位に浮上。また今年で現役を引退するとして「さよなら参戦」をしてるナンシー・ロペスも4アンダーと好調。ソレンスタムが達成した年間9勝をはるか昔に達成しているナンシー・ロペスだけに鮮やかなフィナーレを飾ってくれそうな気配だ。
◇初日の結果
首位(-10・62):カリン・コーク
2位(-7・65):朴セリ
3位タイ(-6・66):パトリシア・ムニエー=レボーク、ジャニス・ムーディ、アニカ・ソレンスタム、エミリー・クライン
◇注目の選手
(-4・68):ナンシー・ロペス、カーリー・ウェブ、ウェンディ・ウォード
(-3・69):ベッツィ・キング
(-2・70):クリスティ・カー
(-1・71):ローラ・ディアズ
(+1・73):ジュリー・インクスター
*「トーナメント・オブ・チャンピオンズ」は初日から最終日まで「ザ・ゴルフ・チャンネル」で衛星生中継予定