ソレンスタム伸ばせず! インクスターが逆転優勝!!
全米女子オープン最終日
この日を2打差の首位で迎えた女王アニカ・ソレンスタム。世界最強の彼女を追撃する選手は、ベテランのジュリー・インクスターだった。序盤からバーディラッシュ。2番、6番、7番でスコアを伸ばして、前半を3アンダーの首位で折り返した。
一方のソレンスタムは、堅実なプレーを展開。イーブンパーで前半を終えて、1打差の2位で後半に望みをつないだ。
しかし、インクスターの快進撃は止まらず。11番でもバーディを奪い、トータル4アンダーにまでスコアを伸ばした。そして勝負の分かれ目となった15番のパー3。インクスターは、ティショットをミスしてグリーンを捕えられず、そこからのアプローチも寄らずに長いパーパットを残してしまった。ところが、このパーパットをきっちりと決めて、4アンダーの首位をキープ。派手なガッツポーズが、このパットの重要さを物語っていた。
対するソレンスタムは、14番でバーディを奪い、インクスターと1打差まで追い上げた。そして続く15番で、ソレンスタムもインクスター同様にティショットをミス。しかし、このホールをボギーとしてしまい、追撃ムードを断ち切ってしまった。
結局、インクスターは、その後の3ホールもイーブンでまとめて、通算4アンダーで全米女子オープン初優勝を果たした。1983年にプロ入りしたインクスターは、これで27勝目。今回の開催コースとなったプレイリーデューンズでは、22年前に全米女子アマのタイトルも手にしている。
<最終結果>
1位:(-4)ジュリー・インクスター
2位:(-2)アニカ・ソレンスタム
3位:(+3)シェイニー・ワウ
4位:(+4)ラクウェル・カリード
5位:(+5)朴セリ
6位:(+6)バリー・マッカイ
7位:(+7)ケリー・キーニー
7位:(+7)ローラ・ディアス 他