ニュース

米国女子の最新ゴルフニュースをお届け

メジャーでトップ10入りした13歳の少女

ミッシェル・ウィは身長180cmの驚異の13歳。ドライバーでは300ヤードを飛ばす類まれなる才能を持つ女子ゴルファー。学校では中国語の授業を履修する才女でもある。しかし両親のことを“心配症”とおどけて言うところなどは普通の少女だ。

少年少女ゴルファーの活躍など当たり前になるだろう。さらなる才能を持つ若者が出てくるはずだ。彼らは早熟で自信に満ち溢れ、怖いもの知らずで抜群の才能を誇る。彼らのゴルフを見る限り、それが親との遊びゴルフで身に付けたものではない事がわかる。我々の想像を超える時代はすぐそこまで来ているのだ。

<< 下に続く >>

クラフトナビスコ選手権の3日目にウィは66を記録し、同組で回ったリタ・リンドレーは75を叩いてしまった。そのリンドレーはウィをこう評した。

リタ・リンドレー
「今まで一緒に回った中で最高の選手。ローラ・デービースを始めとする飛ばし屋とは何度も回ってきたが、彼女のような選手は初めて。短いパットを2つ外しながらも66を出せるなんて・・・。背が高く、腕も長いし、体が柔らかい。まさにゴルフにピッタリの体格。打たれたボールが悲鳴を挙げているのが聞こえる。試合まで彼女のスウィングを見たことはなかったけど、飛ばし屋だということは聞いていた。それでも『打ち下ろしかフォローの風だから』かと疑っていたが、平坦で無風の中で飛ばせる。これは私にとって全く新しい世界を見ることだった。来世ではミッシェル・ウィのように生まれてきたい」

ウィはクラフトナビスコでトップ10フィニッシュを果たし、メジャーで結果を残した(9位タイ)。・・・にも関わらず、「ジュニアやアマチュアのメジャーな大会で結果を出していない」、「彼女は過大評価されている」とケチをつけてくる輩は出てくるだろう。そんな声は無視しよう。ウィはさらに大きな目標に向かってプレーしているのだ。長い時間をかけて達成すべきゴールに向かって。ジュニアゴルフの試合には出ないのか?と質問されたときウィは「今年は忙しすぎるから」と答えた。

ウィはこの活躍で、別のセンセーションも巻き起こした。児童虐待に取り組む団体がウィに目を付けたのである。「米女子ツアーは18歳以下の選手の参戦を認めていないが、才能ある18歳未満の少女を試合に出場させることでテレビの視聴率アップやメディアの目を引き付けるなど画策した。これは児童虐待にあたる」

この件について米女子ツアー選手のタミー・グリーンに意見を求めたところ「くだらなさ過ぎる」と一言だけ返ってきた。他の選手にしても同様の返答だった。

「ウィのような選手を誰もが見たいと思っている。ウィもしたい事をしているだけで、素晴らしい結果を残しているのに・・・」

ウィの父親はハワイ大学(UniversityofHawaii)の教授。母親は元韓国ゴルフ女子アマチャンピオンだ。ミッシェルは一人っ子で、遊び時間をゴルフに費やした。「何をするかはミッシェルの自由だった。ある人はクラフトナビスコのようなメジャー大会に出場すべきではないと言うが、私は違うと思う。彼らはミッシェルを若すぎるというが、年齢は関係ない。才能をもって生まれてきたのであれば、それは生かされるべきだ。ミッシェルが18番ホールに向かう姿を見て『普通の13歳では経験できないことだな』と思った。これは健全なことで、彼女の成長を促すもの。これだけの観衆に囲まれて、拍手され声援を受け、他では経験できない貴重な体験をした。我々家族は皆楽しませてもらった」と父親は語る。

あるゴルフコースで「このコースの主(責任者)は誰?」と聞かれたミッシェルは「私」と冗談まじりに笑顔で答え、そして両親を指差し「そしてあれが、心配症の私の両親」とおどけてみせた。そんなウィはマスターズに出場することが夢だという。その資格を得る方法は、全米アマ選手権か全米アマパブリックリンクス選手権で優勝することだ。

ウィはスタンフォード大学に進学したいそうだ。現在中学2年生だが、地理、生物、中国語では飛び級で既に中学3年生の授業を受けている。「学校のほうがゴルフより大事」とウィは言う。

米女子ツアーに参戦するには18歳である必要があるが、15歳から17歳までの選手はコミッショナーに申請することで参戦も可能だ。米女子ツアーコミッショナーのタイ・ボータウ氏は「いくつかの要素を考慮する。家族からの財政的かつ精神面での援助、人としての礼儀などが満たされているということなどだ。ゴルフが上手いだけでは出場させない」

話はそれるが、ウィの使用クラブを紹介しよう。ドライバーはテーラーメイドの580でフジクラスピーダーのXシャフト、46インチ。アイアン、ウェッジ、パターは全てタイトリスト。アイアンにはダイナミックゴールドのS-300。ボールはタイトリストのプロV1xで、フェアウェイウッドはキャロウェイのスチールヘッドIII4プラス。

ウィが女性版タイガー・ウッズだと表現する人は多いが、彼女の出現で注目すべきことは、若い才能あふれるゴルファーが多く存在し、ウィはその一角に過ぎないかもしれないことだ。

「若い人たちは怖さを知らない。良いプレーをしてもそれが自分の力ではないなどと卑下しない。彼らは我々の想像を超えたことをするだろう」とは殿堂入り選手ナンシー・ロペスの弁だ。

さらなる若い力の出現に期待しようではないか。

Golfweek

おすすめ記事通知を受け取る

関連リンク




特集SPECIAL

これから活躍が期待できるキラキラ輝く女子プロへインタビュー!8月のマンスリーゲストには吉川桃選手を迎え、普段では聴けない生トークを魅力全開でお届けします。
`2020年 ニュースランキング
2020年上半期にお届けしたさまざまなニュースの中から、もっとも読まれた記事を厳選。未曾有の事態に直面した半年間を、ランキング形式で振り返ります。1位に輝いたニュースは…?

今週の特集記事  【ブルーダー】 ~もっと自分らしいゴルフ&ライフスタイルを~

 


【売り時を逃したくない方必見!】無料45秒の入力であなたの不動産の最高額が分かる!
ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!