宮里藍の戦績&プロフィール
2011年 CMEグループ タイトルホルダーズ
期間:11/17〜11/20 場所:グランドサイプレスGC(フロリダ州)
今季最終戦を終えた宮里藍のコメント
◇宮里藍
「(大会を振り返ると)トップ10では終わりたかったが、4日間を通してそこまで安定感に欠けるという感じではなかったし、むしろドライバーの調子はここ数週間すごく良くて。スコアメイクに関して、もうちょっとアイアンの精度を上げたいなという課題が残った。でも、自分らしい1年の終わり方だったかなとは思う。
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(課題は)今年1年のスタッツを見ても、パーオン率が少し悪い。フェアウェイにあるのに乗ってないというのが多いのかなと。それに比べてパット率はいいので、アプローチは寄っているということにはなる。もう少しグリーンをとらえることができれば、スコアメイクできると思う。アベレージで71を切れなかったので、その辺は課題が残った。
(対策は)ロングアイアンがどうしてもボールが低くなる。6番、5番、パー4でハイブリッドあたりの距離が残ることが多い。そういう距離になったときにグリーンを外している感覚があるので、ロングアイアンでもう少し球の高さを出していける練習をしたい。
(今季の収穫)6月以降は結構いいプレーが続いているが、自分の体の変化なども感じられた1年ではあった。その中で最終的にはうまく自分をコントロールできたかなとは思っている。体調が良くない中、試合に出る、出ないなど、難しい判断もあったが、そんな中で完走できたことに関しては、達成感を感じてはいる。
(昨季5勝を挙げた気負いは?)無かった。けれどオフが凄く忙しかったので、なかなか自分が思うように休めなかった。休めないまま合宿に入ってしまったので、なかなか効率のいい練習ができなかった。どちらかというと、シーズンに入って徐々に調子が上がっていけばいいなという気持ちでスタートしていた。思いきって休めればよかったが、自分としてもシーズンまであまり時間がなく、思い切って休むという行動が取れなかった。
(震災後、どのあたりからプレーに集中できるようになったか)「これはもう結果のとおりだが、全米女子オープンから。数ヶ月はかかった。今思えば、あまり自分で葛藤しても仕方なかったのだけれど。できることは限られているし。自分はやはりゴルフを頑張って、義援金活動を美香ちゃんと桃子ちゃんとして、とシンプルに考えられれば良かったのだが、日本人独特の気質というか、自分がどうあるべきか、というのを凄く深く考えてしまった。自分を取り戻すのに時間がかかってしまった。
9月くらいから足が痛くなったり、風邪をひいたりというのもあって。年齢的にも自分ももう若くないし…女性はやはり波を迎えるのは早いと思うので、今後プランを立てて、自分のベストを出せるようなスケジューリングを考えたい。
(美香、桃子との義援金募集サイトはいったん終了する?)一度全部義援金をお渡しし、来年からはそれぞれ。今年はこういう経験ができて、いろいろな形が見えた。オフの間にでも、いい形をみつけ、長い目で支援していきたい。
(来季の課題はアイアン)ショートゲームの精度を上げたいというのを過去2年間やってきた。それは自分のベースとしてあるが、しかしそれプラスアイアンの精度がよければことしもうちょっと結果が出せたかなというのがある。距離感には自信があるが、ライン出しがうまくできなかったことがいくつかあった。それは自分のスイングのタイミングであったり、そのときの精神状態だったり、要因はいろいろあるが、基本的にもう少しハーフショットの質を上げるべく、見直したい。
(オフのプランは)まずは心と体をリセット。日本は寒いので、12月中はいいお休みを過ごせたらいいなと。1月に入ったらまたアリゾナで合宿なので、そのときにまた集中してできるようにしっかり休みたい」。