2026年 シェブロン選手権

忘れられない“カッチカチ”グリーン 原英莉花は5年ぶりメジャーへ「楽しみ」

2026年 シェブロン選手権 事前 原英莉花
原英莉花が5年ぶりにメジャーへ

◇女子メジャー第1戦◇シェブロン選手権 事前(21日)◇メモリアルパークGC(テキサス州)◇6811yd(パー72)

原英莉花がメジャーに出場するのは2021年「AIG女子オープン(全英女子)」以来5年ぶりとなる。同年は「ANAインスピレーション」としてカリフォルニア州ミッションヒルズCCで行われたこの大会にも参戦し、通算9オーバー113位で予選落ちを喫した。

「早いですね、5年も経ったんだ…」と時の流れに苦笑いを浮かべつつ、当時受けた衝撃は忘れられない。「グリーンがカチカチで“止まらな過ぎた”。本当にどこに打てばいいんだろう…って思った練習ラウンドをすごく覚えています」。大会はテキサス州ザ・クラブatカールトンウッズでの3年間を挟み、ことしから同じヒューストン近郊のメモリアルパークGCへ舞台を移した。

テキサスでは毎年のように悪天候に見舞われている大会のコースコンディションは今週もウェットかつソフト。「それ(ミッションヒルズ)に比べたら組み立てをイメージできる分、楽しみだなっていう気持ちはあります」とうなずく。

2026年 シェブロン選手権 事前 原英莉花
ツアーメンバーとして臨む大舞台

その中で警戒すべきポイントは少なくない。フラットな18ホールはグリーンが砲台状となっており、前後左右に外せば容赦なく転がり落ちていく。土手を上った先は下りになっていることも多く、シビアな寄せが求められる。たっぷりと雨を含んだ芝はボールが転がらず、2打目で長い番手を持たされる一方でグリーンが前日より軟らかくなって止まりやすくなっていた。事前チェック段階の情報に頼りすぎない、臨機応変な状況判断を心掛けたい。

2026年 シェブロン選手権 事前 原英莉花
気まぐれなテキサスの天気とも付き合う

下部エプソンツアーからたどり着いた、最高峰のツアーを代表するビッグトーナメント。感慨に浸るよりも、自らのモヤモヤを払しょくしようと必死だ。「悔しいっていうのが大きい分、自分の調子に対して結構ネガティブに入っている。『良い』と言いたいけど、心の中で引っかかっているところがある分、うまく攻め切れていないところがある」。3日間競技が少なくなかった下部から、4日間大会の週末の戦い方に適応しきれていないとも。上位なら決勝ラウンドでも午後スタートとなるティタイム、日本ツアー時代は好んでいた2サムでのプレーペースも米ツアーでは勉強中の部分だという。

2026年 シェブロン選手権 事前 原英莉花
米国で勝ちたい

前年は同じ故・尾崎将司さんの門下生である西郷真央が大会を制した。「メジャーとかそういうこと抜きで、このツアーで勝つことが本当にすごいし、私もすごく勝ちたい。カッコいいなと思いました」。ことしからは同じフィールドで戦う“ライバル”になった。リスペクトを口にしながら、胸に宿る闘志が見え隠れした。(テキサス州ヒューストン/亀山泰宏)

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