原英莉花は通算9オーバー。メジャー決勝への壁は厚かった

◇米国女子メジャー◇ANAインスピレーション 2日目（2日）◇ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)◇6763yd(パー72)

大会初出場の原英莉花は2バーディ、5ボギーの「75」で回り、通算9オーバー。昨年12月「全米女子オープン」に続き、海外メジャーの壁に跳ね返された。

＜＜　下に続く　＞＞

スタートの10番で3パットボギー。ファーストパットは「苦手意識がある」という順目で上るラインを大きくオーバーさせた。11番（パー5）から2連続バーディを獲り返したが、16番で再び3パット。「決めきれなかったことで、自ら流れを断つような感じになってしまった」と肩を落とした。

落ち込んでいる暇はない

昨年国内メジャーで鮮やかに連勝を飾ったが、悔しい結果を糧として飛躍につなげるキャリアを歩んできた。「女子オープンとか、初めて出場したときは本当にボロクソにやられて（苦笑）。何年も予選落ちを続けて、この大会で勝ちたいと思ってやり続けていたことが昨年の結果につながった。諦めない気持ちが大事」と言った。

米ツアー挑戦の夢をかなえるためにも、コロナ禍であっても、出場権が巡ってきた海外メジャーには積極的に参戦する意向。「まだ悔しいという次元ではないかもしれないけど、出場権が回ってきたら必ず出場したい。どんなに悪い結果でも、私は挑戦し続けます。何て言われようと頑張りたい」。力強く前を見据えた。（カリフォルニア州ランチョミラージュ／亀山泰宏）