アニカ・ソレンスタムはこの「オフィスデポ選手権」でLPGAツアー50勝目を決めるのではないかと期待されている。その訳は、2001年に優勝、2002年には準優勝、そして2003年には再び優勝と、過去3年間で相性の良さを示しているからだ。

また2001年の優勝は、単なる優勝ではなかった。もし今回優勝すれば、LPGAツアー記録に並ぶ、4試合連続優勝がかかっていたのだ。最終日、首位に10打差で迎え、誰もがアニカにはチャンスがないと思っていた。しかしアニカはスコア“66”をマークすると、首位だったパット・ハーストが後半10ホール中6ボギーを叩くという大崩れで奇跡が起きた。

2002年は朴セリが1打差でアニカから優勝を奪った。そして2003年は反対にアニカが優勝し、朴セリは2位に留まったのだ。また今年の大会をディフェンディング・チャンピオンで迎えたアニカ。もし連覇が叶えば、キャリア12回目の連覇達成となる。また優勝できれば、3つ目の同大会3度の優勝記録を達成する。これにより、パティ・バーグや、ベッツィ・キング、キャシー・ウィットワース、ミッキー・ライトといった偉大なLPGAプレーヤーたちの仲間入りを果たす。