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2024年 パリ五輪
期間:08/07〜08/10 場所:ル・ゴルフ・ナショナル(フランス)

2024年 パリ五輪【女子】
期間:08/07〜08/10 場所:ル・ゴルフ・ナショナル(フランス)

“メダルスラム”へ3位浮上 リディア・コーが山下美夢有と同組でチャージ

◇パリ五輪 女子 2日目(8日)◇ル・ゴルフ・ナショナル(フランス)◇6374yd(パー72)

ゴルフ界でメジャー全大会制覇はグランドスラムと呼ばれる。パリ五輪ではテニスのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が金メダルを獲得し、4大大会とオリンピックタイトルを総なめにする“ゴールデンスラム”を達成した。

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リディア・コー(ニュージーランド)にも快挙が懸かっている。海外メディアが「メダルスラム(medal slam)」と呼んで期待を込める金、銀、銅メダルのコンプリート。男女の出場者120人の中でも、2016年リオデジャネイロ五輪の銀、21年東京五輪の銅と過去2大会でメダルを獲得した27歳だけがパリで挑むことを許される。

「プレーしたオリンピック3大会で最もタフなコースだと思う。目の前に集中しなければならないことがたくさんある。パリであろうと、フロリダであろうと、スコットランドであろうと、成し遂げる時は成し遂げられる。そして、この機会を得たことに興奮しているの。ここで達成できたら、とてもクールだよね」

山下美夢有と同組で回ったこの日のプレーは、そんな夢の可能性を広げるものとなった。「初日にセリーヌの7アンダーを見て、私とは違うゴルフ場でプレーしているのかと思った。でも、ある意味、自分もあんなスコアを出せるかもしれないという希望を与えてくれた」。首位発進したセリーヌ・ブティエ(フランス)の初日「65」をモチベーションに変えた。

チャージの呼び水となったのは、1番のナイスセーブ。ティショットを右ラフに入れてレイアップを強いられながら、55ydの3打目をピンに絡めて1パットパーを拾った。「バーディと同じくらい大事なパーもある。みんなバーディに興奮するんだけど、パーを獲ることで勢いがつくこともある」。池越えの2番(パー3)を皮切りに、13番までに6バーディを奪った。

ラフを渡り歩いた最終18番(パー5)が唯一のボギー。「ちょっと雑なフィニッシュ」と悔しがりつつ、「67」で通算5アンダー3位に浮上した。首位とは3打差。「最後になるかもしれない」と位置付けるオリンピックで目指すのは、表彰台の真ん中だけだ。(フランス・ギュイヤンクール/亀山泰宏)

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