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2024年 ファーヒルズ朴セリ選手権
期間:03/21〜03/24 場所:パロスバーデスGC(カリフォルニア州)

7カ月ぶり世界ランク1位 ネリー・コルダの休暇はチェコで

◇米国女子◇ファーヒルズ朴セリ選手権 最終日(24日)◇パロスバーデスGC (カリフォルニア州)◇6447yd(パー71)

最終2ホールで連続ボギーをたたき、リードを失ったネリー・コルダはパッティンググリーンでイライラを吐きだした。コーチのジョークで冷静さを取り戻し、もう一度18番へ。プレーオフ1ホール目。ライアン・オトゥールが4.5mのバーディパットを外した後、4mを沈めて再び世界一に上り詰めた。

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首位に2打差から出た、暴風の最終日は後半14番(パー5)のイーグルで火が付いた。「なにが起こっているのか、後ろの組(最終組)がどうなっているかもわからなかった」と首位に立った途端になんだか慌ただしくなった。「いつも言うけど、どうも私は自分から(試合を)おもしろくしてしまう…」

1月の「ドライブオン選手権」では4打差の単独首位で最終日をスタートさせながら、上がり2ホールをイーグル、バーディとしてプレーオフに進出。リディア・コー(ニュージーランド)を破って2シーズンぶりの優勝を飾った。慌てたとはいえ、初日1オーバーの61位発進からこの日の「69」まで、3日間で60台を並べる強さ。昨年8月以来となる世界ランキング1位の座を、リリア・ヴから奪い返す存在としてやはりふさわしい。

1月フロリダでの開幕2戦を終えて、2月からのアジアシリーズ全3戦を完全スキップ。7週のオフをとり、そのうち半分はチェコのプラハで家族と過ごしてゴルフから離れた。「トレーニングはしていたけれど、クラブは握らなかった。良い気分転換になった」。米国本土での再開ゲームだった今大会は、錆を落とすための時間。初日はグリーン周りからのアプローチでショートするシーンが散見された。

「私は小さい目標を持って、継続的に同じことに取り組んでいる」と2日目以降に浮上できたのは、やるべきことを丁寧にこなしたから。「スイングやゴルフを改造したりするタイプじゃないから。シンプルさをキープすることを心がけている。良いプレーができているときはシンプルなもの」と胸を張った。

メジャー初戦「シェブロン選手権」(4月18日開幕 テキサス州ザ・クラブatカールストン・ウッズ)まで1カ月を切った。ツアーの年間ポイントレースでも1位に君臨。「ランキング1位は風のようにコロコロ変わる。もちろん光栄だけど、それはことしの目標だとは言えない。いいプレーをして、楽しむことができればそれはついてくる」とさらりと言った。(カリフォルニア州パロスバーデス・エステーツ/桂川洋一)

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