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12mバーディでシーズン“開幕” 古江彩佳「もう、100点に近い」

◇米国女子◇ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ 初日(18日)◇レイクノナG&CC (フロリダ州)◇6608yd(パー72)

2024年シーズン最初のバーディは2ホール目(2番パー5)で奪った。ほぼスライスだが、わずかにフックも入るスネークラインの下り12m。古江彩佳は「たまたまです」と笑いながら、完ぺきにスピードを合わせたボールがカップに消えた。

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続く3番もショットをピンそば1mに絡めて2連続とした勢いは、最後まで衰えない。5アンダーまで伸ばしてから、上がり2連続バーディの締めくくり。17番(パー3)は6m、18番も8mを流し込んだ。ボギーなしの7バーディ「65」は、2022年に大会が当地へ舞台を移してからはベストスコア。パーオン失敗もわずかに1ホール。7アンダー単独首位スタートに「もう、100点に近い。アプローチを打つこともなかったので、すごく楽にラウンドできた」とうなずいた。

とはいえ、「久しぶりの試合にしては予想以上」というのが率直なところ。短いオフの間にクラブセッティングを調整していただけに、手探りの部分もあった。1Wをブリヂストンの「B3 MAX」、5UTを同じく「B3 MAX」に変更。「安定性もあって、安心しながら回れた。ピンを狙うショットも真っすぐ飛んでくれた」。フェアウェイキープ率は100%(14/14)を記録した。

昨年「日本女子オープン」から使い始めたテーラーメイド スパイダーツアーX パターにもマイナーチェンジを施した。もともとヘッド上部に入ったサイトラインが短く見えるように塗ってもらっていたが、「それでも、視覚的に『真っすぐ引かなきゃ』となってしまう」。目印をシンプルなドットにしてもらった1本はオフの間に手元へ届き、開幕に間に合った。

「“特注”なんですかね?あまりないかもしれないので、ありがたいです。(ドットの方が)自分のストロークに集中できる」。プロアマ形式で一緒にラウンドした元NFL選手とプロサーファーという2人のセレブリティからも「『パッティングがうまいね』と褒められました」とほほ笑む。

日本勢3番手から逆転での8月「パリ五輪」代表入りへ、シーズン序盤での優勝を狙っていく米ツアー3年目。「難しいコースで、うまくできた。これまで以上に良いスタートが切れたので、これを続けていけるように」と、このまま突っ走る。(フロリダ州オーランド/亀山泰宏)

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2024年 ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ



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