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30パットにため息も…勝みなみはショットが光り「67」発進

◇米国女子◇ウォルマート NW アーカンソー選手権 presented by P&G 初日(29日)◇ピナクルCC (アーカンソー州)◇6438yd(パー71)

初日のスコアとしては今季ベストの「67」には、少々ふさわしくない表情でホールアウトした。「あんまりアンダーパーで回った気持ちがしないです」。勝みなみは3日間の短期決戦で、バーディ合戦の輪に入った4アンダー18位スタートにも満足できない。

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苦笑交じりだったのは、目下の問題をきょうも解消できなかったから。「ショットがすごく良かった分、やっぱりパットをめちゃくちゃ外したので、あまり納得いかないです」

フェアウェイキープ失敗は2ホールだけ。パーオン失敗も3打目をグリーン右のフェアウェイにこぼした前半14番(パー5)と、2打目が左エッジで止まった後半8番の2つだけ。幸先いいバーディスタートにした開始10番の2m、17番(パー3)の2mを含む4つのバーディ以外にも、短い距離のチャンスはいくつもあった。

「上りがすごく遅くて、なかなか打てず(カップに)届かないのもあった。そういう短いところで結構やってしまったので、ちょっと悔しい」とトータル30パットを嘆く。

その裏にはもちろん、ショットへの充実感がある。国内ツアー「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」からの連戦。コースの下調べの機会は開幕前日のプロアマ戦だけだったが、ピンチも少ないままノーボギーでフィニッシュした。「(コースを)意外と知りすぎて良くなかったり、悪いイメージがないまま回った方が良かったりもする。たまにはこういうプレーもいいのかなと思いました」

グリーンのライン読みが課題だと感じている。「ミスヒットのパットがあまりなかった。あしたは入ってくれるんじゃないかなと思います」と、もう変えられないスコアのことは頭から削除。午前スタートの2日目は、この日よりも良いコースコンディションが待っていることを期待する。「(グリーンが)きれいなうちに回って、スコアを少しでも出せたら」と顔を上げた。(アーカンソー州ロジャース/桂川洋一)

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