ニュース

米国女子ウォルマート NW アーカンソー選手権 presented by P&Gの最新ゴルフニュースをお届け

「もう一回、エンジンを」西村優菜は再び大陸またぐ勝負の連戦へ

◇米国女子◇ウォルマート NW アーカンソー選手権 presented by P&G 事前情報(27日)◇ピナクルCC (アーカンソー州)◇6438yd(パー71)

驚異の8連戦を終えた後はさすがにグリップに触れる気も起こらなかった。「2、3日は(クラブを)握らなかったです。月曜日はもうクタクタで、何もできず、“死んだように”…」と西村優菜が振り返るのは、国内ツアー「住友生命レディス東海クラシック」出場直後のこと。前週の束の間のオフは、たまりにたまった疲労をとるのに精いっぱいだった。

<< 下に続く >>

7月末からフランス、スコットランド、イングランド、北アイルランド、カナダ、米国、そして日本を巡った。「すぐに終わっちゃった感じ」の1週間弱の休みを経て、24日(日)に再び米国へ。ツアーは今週の「アーカンソー選手権」からシーズンの終わりまで再び試合が続く。

最長で、これまた8連戦。そうなれば本望だ。年間ポイントレースで81位にいる西村は、来季のシード権争いの真っただ中にいる。加熱する80位のボーダーラインとの闘い。2週後に始まるアジアシリーズ4連戦のうち、2試合目の「BMW女子選手権」(韓国・ソウォンヒルズ at ソウォンバレーCC)、3試合目「メイバンク選手権」 (マレーシア・クアラルンプールG&CC)は現在待機選手の身分で、出場の確約がないまま渡航する可能性もある。

ただ思えば、このルーキーイヤーは“綱渡り”を繰り返して、目いっぱいの緊張感と付き合ってきた。「今もスケジュールを考えていて、どうするのがいいのか決めきれてはないんですけど、やっぱり出られると決まった試合で頑張るしかないと思います」という姿勢は変わらない。

ポイントランク上位60人による最終戦「CMEグループ ツアー選手権」(フロリダ州ティブロンGC ゴールド・コース)にも視線を注ぐ。「もちろんそこを目指して、というか。とにかくトップ10を目指しながら、結果的に入れたらいい」と意気込んだ。

連戦の始まりは、かつて宮里藍さん(2012年)や畑岡奈紗(18、21年)が優勝した大会。地面が比較的やわらかい開幕前のコンディションからの変化を警戒して、慎重にコースをチェックしている。「もう一回、エンジンをかけて頑張るしかない状況。シードもいろいろあったりで、メンタル的にも難しいところはあると思う。楽しみながら頑張れたら」。11月のフロリダまで走り抜く。(アーカンソー州ロジャース/桂川洋一)

関連リンク

2023年 ウォルマート NW アーカンソー選手権 presented by P&G



あなたにおすすめ


特集SPECIAL

これから活躍が期待できるキラキラ輝く女子プロへインタビュー!普段では聴けない生トークを魅力全開でお届けします。
やってみよう! フットゴルフナビ
サッカーとゴルフが融合した新スポーツ「フットゴルフ」の総合情報サイトです。広いゴルフ場でサッカーボールを蹴る爽快感を、ぜひ一度体感してみよう!

ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!