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9位後退も「しっかり上を見て」 古江彩佳は我慢の“+1”

◇海外女子メジャー◇全米女子オープン 3日目(8日)◇ペブルビーチGL (カリフォルニア州)◇6509yd(パー72)

17番(パー3)、古江彩佳は右に飛び出したアイアンショットに珍しく悔しさをあらわにした。ピン位置から左への引っ掛けを最優先で回避しなければいけない、右からの風とピン位置。しかし、この日は出だし3ホール連続で左ラフにつかまるなど、ミスの傾向が顕著に出ていた。「左を嫌がって、その分プッシュ…」と唇をかんだ。

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7打差7位から出たこの日、4番で奪ったバーディが最初で最後になった。状態をふまえてグリーンセンターを狙う“安全策”も織り交ぜながら、強風の中でショットの修正を試みた18ホール。

ボギーは8、9番の2個にとどめ、後半に何とかパーを並べた1オーバー「73」は、しっかり我慢した結果でもある。「1オーバーというスコアは少し悔しいですけど、自分の調子も考えると、まだ良かったかな」と控えめにうなずく。

首位の畑岡奈紗とは7打差でも、通算1オーバーはまだ9位。「集中して、うまく風と友達になれるように。しっかり上を見て、頑張っていきたい」。直近のメジャー「KPMG全米女子プロ」でも最終日にチャージをかけて8位に入った。ハードセッティングでの猛烈な追い上げは2週前に見せたばかりだ。(カリフォルニア州ペブルビーチ/亀山泰宏)

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