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わずか11人の3日目アンダーパー 木下彩「日本に帰って自慢します!」

◇海外女子メジャー◇全米女子オープン 3日目(8日)◇ペブルビーチGL (カリフォルニア州)◇6509yd(パー72)

2日目に最終組だった木下彩がプレーを終えたのは午後9時前。午前8時28分スタートに入った3日目のティオフまで、12時間を切っていた。

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コースから引き揚げ、急いで食べたのは「スーツケースに最初に入れました」と笑うほど手放せないインスタントラーメンの「うまかっちゃん」、そして作り置きしていたというカレーライス。大好物でお腹を満たしてベッドに入り「瞬きしたら、朝でした」。初出場のメジャーで戦った予選ラウンドの疲労は予想以上だった。

国内ツアー7週連続予選落ちで臨んだ日本の最終予選会を突破して切符をつかんだ。渡米直前の「資生堂レディス」も予選落ち。それだけに、メジャーの週末を迎えられることに「(周りも)喜びより、たぶんビックリ。『なんでだよ』って」。そんな“伏兵”が、強風が吹くペブルビーチをこの日11人しかいないアンダーパー「71」で回った。

16番をボギーでしのぎ、17番(パー3)もバンカーから寄せワンで拾い、必死のスコアメークを続けて最終18番(パー5)は3.5mほどのパーパット。「絶対に入れたかった」と強烈な意思と長尺パターでねじ込んだ。「アンダーパーはデカい。日本に帰って自慢します!」と充実感たっぷりにうなずく。

この日は勝みなみと2サムで回った。今季米ツアーに挑戦している同学年から「来なよ、こっち。(米国に)合ってるんじゃない?」と思わぬ“勧誘”も受けたそう。「(言い方が)バリ、他人事で」と笑いながら、リラックスした雰囲気で18ホールをプレーできたことも大きかった。

初日101位から47位、そして19位までポジションを上げて臨む最終日。「順位より、(もう一度)アンダーパーで回りたい。お金(賞金)は、あとからついてくる!」。明るく、がむしゃらに挑んだ先にビッグマネーが待っているかもしれない。(カリフォルニア州ペブルビーチ/亀山泰宏)

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