予選同組の古江彩佳と並ぶ形で取材対応

◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 presented by P&G 2日目（9日）◇ケンウッドCC(オハイオ州)◇6515yd（パー72）

ノーボギーの充実感よりも、2バーディ「70」は悔しさの方が勝る。午前組でプレーした首位イ・ジョンウン6（韓国）の通算13アンダーをターゲットに出た畑岡奈紗は「きのうとのギャップに対応できなかった」と、伸ばしきれなかった要因を挙げる。

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午後組で荒れ気味のグリーンは、予想以上に硬く速くなっていたという。練習ラウンド時点では雨で極端に軟らかく重くなっていた分、その差は顕著だった。加えて「平均して同じような硬さじゃなかった」とも話す。

こういうシーンが何度もあった

ポアナ芝も混じるだけに、上りのラインをしっかり打っていくのが定石のプラン。しかし、「ウェッジでも6、7ydくらいリリース（キャリーしてからの転がり）したり…」とイメージしたエリアに落としたボールが、想像以上に止まらず下りのラインを残すことも多かった。「下りになると、どうしても合わせにいかなくちゃいけなくて。ヨロヨロって行って、最後切れてしまったり…カップにも、4回くらいは蹴られましたかね」と苦笑いで振り返った。

ラフは手強いだけに週末もフェアウェイキープがマスト

救いはパッティングのフィーリングが悪くないこと。「うまく打てているのがほとんど。思ったところには打ち出せている」。ショットも「最低限、まとまっている」とうなずく。自分への厳しさゆえ反省が口をついたが、トータル9アンダーは4打差6位と決して悪くないポジションだ。「きょうである程度、午後のコンディションは分かった。明日以降もピンに向かって攻めていくだけ」。力強くトップの背中を見据えた。（オハイオ州シンシナティ／亀山泰宏）