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出だし1mを外して意気消沈 渋野日向子「ショック引きずった」

◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 presented by P&G 2日目(9日)◇ケンウッドCC(オハイオ州)◇6515yd(パー72)

初日83位から巻き返し必須の2日目、渋野日向子はスタートホールの10番でうなだれた。1Wできっちりフェアウェイに運んだ後、少しつま先下がりのライからのウェッジショットは大きくショート。「それでも(グリーンには)乗ったから…」と顔を上げたが、ロングパットの返しとなる1m弱を外した。

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ショートパットはイメージの出し方に変化を加えるなど、テーマにしている部分。前日も課題を残していた。「気持ち悪かった」と振り返る微妙な距離で右に打ち出すミス。「初っ端で“あれ”だったので。結構ショックで、だいぶ引きずりました」と言った。

午前組のプレーでビッグスコアが続出し、伸ばさなければ週末に残れないポジションで3パットボギーが先行した。「(ここから獲り返さなきゃという)焦りは逆になかった。もう、落胆」という言葉がダメージを物語る。続く11番(パー3)もUTで左に引っ掛けて連続ボギー。重苦しい空気が漂った。

決めたラインに打ち出す集中力を高め、結果的にショートパットを決められなかったのは10番だけだった。しかし、再三打ったバーディパットが一向にカップへ消えてくれない。ひと筋外れる場面が少なくなかった一方でショートするシーンもあり、「ちょっと打ち切れないのは、微妙に(返しを)残すのが嫌だったのかなあ。プレー中には思ってないですけど、(振り返ったら)出ちゃってるのかも…ダセー」と苦笑いで悔しさをのみ込んだ。

最終9番、残り92ydから52度のウェッジで打ち上げたセカンドがピンそば数十センチにピタリ。この日唯一のバーディで締めくくったものの、通算3オーバー113位で2試合連続の予選落ちとなった。「しっかり切り替えて練習して、いい状態で臨めるように頑張りたいです」。次週「ポートランドクラシック」は2年前にスポット参戦して24位だったオレゴン州コロンビアエッジウォーターCCが舞台だ。(オハイオ州シンシナティ/亀山泰宏)

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