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渦中のミッシェル・ウィ独占インタビュー(第2部)

(第1部からの続き) ミッシェルの両親は、今週「マクドナルドLPGAチャンピオンシップ」でプレーすることでケガが悪化することはないと信じているという。ただ、お父さんは、ミッシェルのクラブを握る力が、本来の50%しかないことを心配している。ミッシェルは手首を傷めてからウェイトトレーニングができなかったため、上半身の力をかなり失っている。

デビッド・レッドベター
「体力を失ったことが、どれだけゴルフに影響するか、具体的にはわかりません。ミッシェルが上半身の力をかなり失い、太ももの後ろにも以前のように力が入らないのは事実です。それが気づかないうちにクラブフェースの位置にも影響しています。ときどき大きく曲がるショットを打ってしまうのは、故障した部分を自動的に体がかばおうとするからで、アーニー・エルスも数年前、膝を痛めて同じ問題を抱えていましたよね。でもミッシェルの手首は良くなっています。それだけに今続けてトーナメントに出場することがちょっと気になるところですが、自信を取り戻すことのほうが必要かもしれません。」

手首は4日間プレーできる状態であることを祈るだけだが、先週はプレーすべきではなかったのかもしれない。それは今後の教訓となるだろうし、今、ミッシェルにはフィジカルセラピストとトレーナーもついており、プレーできなくはないものの完璧ではない、そんな状態だ。明らかにミッシェルが望む状況ではないものの、ミッシェルは笑顔でゴルフを楽しんでいる。

マイク・リッツ
「メディアの人気者のあなたが先週棄権したことで、あなたを批判する声も増えていますが、先週の行動で自分のイメージが悪くなってしまったと感じませんか?」

ミッシェル・ウィ
「そうは思いません。メディアは誰かを大きく取り上げ賞賛し、その人を窮地に陥れるのが得意ですからね。私はそんなメディアを褒めたいと思います。なぜなら、いいことにせよ、悪いことにせよ、私のことが話題に上らなくなったら、その方が問題だからです。私はやるべきことに集中しており、それを妨げるような記事は一切読んでいません。メディアは騒ぎ立てるのが商売ですし、私はゴルフが仕事。最善を尽くしながら楽しみたいだけです。」

マイク・リッツ
「あなたがまだ17歳であることを忘れている人が多いんでしょうね。それでも昨日の記者会見で質問攻めにあい、嫌な質問にも答えなければならなかったことを思う時、先週自分の行動に後悔はありませんか?あの時ああしておけば良かった、と思うようなことはないですか?」

ミッシェル・ウィ
「先週プレーしたことは後悔しています。久々の大会に出られることで興奮する気持ちが先に来てしまい、正しい判断を下せなかったのかもしれません。わくわくする気持ちとカムバックを望む強い意志によって視野が狭くなってしまい、きちんと現実を見ることができなかったのかも知れないですね。先週プレーすべきではなかったと判断できませんでした。10番で手首を傷めた時点で棄権しなかったことを後悔しています。ずっと痛みがありましたからね。いろいろ後悔することはありますが、恋は盲目というように私にとって愛するゴルフのために、先が見えなくなることはこれからもあると思いますし、それで傷ついたとしてもかまいません。」

ミッシェルは、最大の後悔は先週、高校の卒業式に出席できなかったことだと話していた。卒業式を欠席してまで出場した大会で、16ホールプレーしただけで棄権となってしまったミッシェルは、友達と祝うことが出来ないのが一番寂しいと言っていた。

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