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最終組の“後ろ”でベストスコア 畑岡奈紗は大会3度目トップ5「スッキリ終われた」

◇海外女子メジャー◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権 最終日(26日)◇コングレッショナルCC(メリーランド州)◇6894yd(パー72)

10番スタートの先頭でプレーした畑岡奈紗は後半、アウトコースをプレーする最終日最終組の後ろについて回る形になった。「いつも優勝争いをしたいと思ってやっているので、(裏街道で)真逆のところにいる」。悔しさをかみ締めながら、冷静に戦況を見つめてもいた。風が吹き、硬さを増していくグリーンとシビアなピンポジションでスコアを崩す選手が続出。「やっぱり、最終組とかでもスコアを落としている。アンダーで終われたら、トップ10も見えてくる」と気合が入った。

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4番で6mほどの下りを沈めると、6番(パー5)も3打目勝負で池も気になる右奥のピンを攻め込んでバーディ。最終9番(パー5)は3打目をピンの上から傾斜で戻して横1mにピタリとつけて締めくくった。ただ一人の60台となる「69」で通算1アンダー5位に「スッキリして終われて良かった」。大会3度目(2018年2位、20年3位)、5大メジャーでは6度目のトップ10入りを果たした。

もちろん満足はしていない。悔やんだのは後半のハーフ「40」と崩れた3日目のプレー。「きのうは終わった後、もう練習もしたくなくて。休みに充てました」。大会が始まってからはほとんど口にすることもないというコース近くのラーメン店に足を運び、リフレッシュして最終日に臨んでいた。

米国本土での今季メジャー3試合が終了。一時帰国を挟み、「アムンディ エビアン選手権」(7月21日~/フランス・エビアンリゾートGC)から欧州シリーズに突入する。つかの間の日本でも自分を高める時間を過ごすことに変わりはない。「(5月)ファウンダーズカップのときは初日だけでしたけど、すごく(ショットの)感覚が良くて、今までにない感覚だった。それがまたできるようになってくれば」と理想を追い求める。

8月「AIG女子オープン」(スコットランド・ミュアフィールド)を終えれば、再び北米に戻るスケジュール。「私は8月、9月くらいが一番体の調子もいい。ディフェンディングの試合も(2試合)ありますし、あと最低でも2勝はできるように頑張りたい」。力強くシーズン後半戦を見据えた。(メリーランド州ベセスダ/亀山泰宏)

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