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「泣かせるよ」 稲森佑貴が有言実行Vで新たな舞台へ

◇国内男子◇ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品 最終日(26日)◇西那須野CC(栃木県)◇7036yd(パー72)

通算22アンダーの首位タイで迎えた最終18番、ティショットでフェアウェイを捉えた稲森佑貴は、2打目地点へ歩いている時、普段からハイテンションの同年代の芳賀和希(はが・かずき)キャディが急に静かになったことに気が付いた。

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「どうしたの、静かになって。らしくないよ」と稲森が話しかけると、今にも泣き出しそうな表情でキャディは「泣く準備はできてる」とポツリ。稲森が返した言葉は「分かった、泣かせるよ」

150yd、9番アイアンで放った2打目は、ピン5mの位置につけた。先に打った宮本勝昌のバーディパットが右に外れたのを見て、最初の狙いからボール半個分、左にずらした。「最後にその分が切れてくれたので良かった」。わずか数cmのずらしが、勝利を決めた。

「入った瞬間に僕よりも早く喜んでた。それを見て僕もうれしかったし、もらい泣きしそうになった」。2人でつかんだ“初優勝”。グリーン上で涙を流す相棒の肩を抱き寄せて、喜びを分かち合った。

「エンジンを最初から吹かしすぎない程度に、様子見しながら」と冷静な気持ちで臨んだ最終日最終組だったが、宮本が1番でバーディを奪い先制パンチを受けた。「早めにエンジンかけなきゃ」と気持ちを切り替え、アクセルを踏み続けて8つのバーディを奪い、「65」をマーク。混戦のサンデーバックナインを抜け出した。

「今年は複数回優勝という目標を立てていたので、早めに2勝目を獲れて一安心」と5月「中日クラウンズ」以来の頂点に笑みを浮かべた。

目標を達成して安心したがすぐに次の戦いに備える。「LIV招待」の第2戦(6月30日開幕/米オレゴン州パンプキンリッジGC)に参戦するため、あすアメリカに向けて出発する。

「まだまだ試合は続くので、国内でも優勝目指して頑張りたいし、アメリカでも自分のゴルフを貫いて上位争いできるように。見聞を広めていきたい」。海を渡り、新たな舞台でもその実力を見せつける。(栃木県那須塩原市/内山孝志朗)

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