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スーパーショット披露も 笹生優花は2連続バーディ→上がり2連続ボギー

◇海外女子メジャー◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権 3日目(25日)◇コングレッショナルCC(メリーランド州)◇6894yd(パー72)

17番で左に曲がった笹生優花の1Wショットは、18番で大きく右に出た。トラブル必至のブッシュまで達していたが、ネットが敷かれているエリアだったことで無罰の救済を受けることができた。打ち下ろすグリーンまでのルートも見通せるエリア。ギャラリーが脇へ動こうとするのを制し、46度のウェッジで彼らのはるか上空を通してグリーンをキャッチするスーパーショットを披露。「イメージというより、まずグリーンに乗せることが目標だった」と淡々と言った。

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フェアウェイキープ率64.28%(9/14)にとどまったティショットの不安定さをカバーする妙技を見せても、スコアに直結させられないのがもどかしい部分。尾根越えのバーディトライをショートさせ、3パットボギーでの締めくくり。15番からの2連続バーディの喜びも消えていく上がり2連続ボギーに表情は強張った。10番(パー3)、11番(パー5)でも惜しくも決まらない場面が続いたパッティングについて「打ちたい方向には打てているんですけど、なかなか入らない」と首をひねった。

予選を通過した好調な選手だけがプレーするこの日も、フィールド平均スコアは「74.017」を記録したタフなセッティング。60台でプレーしたのがアタヤ・ティティクル(68)とジェニー・シン(69)の2人だけだったことを考えても、オーバーパーながら「73」は悪くないスコア。「いつも通り楽しんで、いいゴルフができるように。あと1日、頑張ります」。2位グループとは4打差の12位。まだまだ上を目指せるポジションからラスト18ホールに臨む。(メリーランド州ベセスダ/亀山泰宏)

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