畑岡奈紗、渋野日向子ら全米女子プロ前哨戦へ 笹生優花も2週ぶりに登場
2022年 マイヤーLPGAクラシック
期間:06/16〜06/19 場所:ブライズフィールドCC(ミシガン州)
“神様が休め”の翌日にホールインワン 古江彩佳の華麗な一撃は吉兆か
◇米国女子◇マイヤーLPGAクラシック 事前(14日)◇ブライズフィールドCC(ミシガン州)◇6556yd(パー72)
練習ラウンドも終盤に差し掛かった後半15番(パー3)、古江彩佳が9番アイアンで放ったショットは真っすぐピンに向かってカップインした。「もしかして入るかなーって思ったんですけど、(さすがに)入ることはないかって」。グリーンに到着して気付くと、同組で回っていたメーガン・カンまで大喜び。ハイタッチで盛り上がった。
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実は「ここ5年くらい、毎年(1回ずつ)決めています」というエース。日米のツアーを通じて記録に残っていないのは、アマチュア時代に出場した大会でも不思議と練習日にマークすることが多かったからだとか。達成した試合の結果についても「変わらないですね。良くもなく、悪くもなく」と微笑む。
前週ニュージャージー州からの連戦。13日(月)はフィラデルフィアからコースにほど近いミシガン州グランドラピッズへの直行便に乗り、そのまま練習ラウンドを行う予定だったが、搭乗前にスケジュールを練り直した。「やっぱり練習だけにしよう」。ルーキーとして初出場のコースが続く中、事前チェックはじっくり2ラウンドがこれまでのルーティンだった。あえて違うリズムで試合に臨むことを決めていた。
飛行機から降りると、今度は商売道具のゴルフバッグだけが届いていないトラブル。「神様が休めって言ってるのかなって(笑)」。想定外の事態も前向きに捉えてコースではレジスト(出場登録)だけ済ませ、遅れて空港に到着したゴルフバッグを受け取って休養に充てた。
ティショットでターゲットを定めやすく「雰囲気は日本とちょっと似ているのかな」というコースでは、過去4大会連続で優勝スコアが20アンダーを超える伸ばし合いが展開されてきた。「グリーンもすごくキレイで、パー5も短いホールが多いので飛ばし屋の人たちは狙っていける。パー3、パー4も短いところがあったりする。伸ばしていかないと」と力を込めた。(ミシガン州ベルモント/亀山泰宏)