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苦手なポアナ芝グリーン 渋野日向子「割り切って」

◇米国女子◇パロスバーデス選手権 presented by バンク・オブ・アメリカ 事前情報(27日)◇パロスバーデスGC (カリフォルニア州)◇6450yd(パー71)

激闘の末に 2位で終えたハワイでの「ロッテ選手権」から3連戦目。渋野日向子は「体調は良いと思うんですけど、疲れはたまっているかな」と正直に言った。次週のオープンウィークを前に、ロサンゼルスでの2戦目は踏ん張りどころになる。

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疲労度は目の前にそびえ立つフェアウェイの“壁”を見れば、いっそう増すようで仕方ない。25yd級の打ち上げや、打ち下ろしホールがある高低差が激しいコース。「若干、日本に似ているところはあるかなと思うので、アップダウンには慣れていると思うんですけど、やっぱりしんどいですね」。開幕前日の9ホールのプロアマ戦も楽しく過ごした様子だったが、ゲームへのネガティブな気持ちを隠さなかった。

ベント芝とポアナ芝がミックスされたグリーンが気を重くさせる。「ちょっと苦手意識はあります」というのはこれまでの経験によるもの。前週の「DIOインプラントLAオープン」でも苦しんだばかりだ。

ボールの転がりが不規則になりがちな芝に対して、渋野は「割り切ること」を強調した。「自分のショットに対してはパーオン率を上げることを大事にして、パッティングは考えない方が良いかなと」。パットが難しいからこそ、ショットでピンに近づけたい気持ちは「もちろんある」。ただ、「そりゃ、近い方が入る確率が高いという思いもありますけど、そう思ってしまうと痛い目を見る。ちゃんとマネジメントしたい」とショットに余計にストレスがかかるような“本末転倒”は避けるつもりだ。

前週、ウィルシャーCCでポアナ芝のグリーンを攻略した畑岡奈紗からもヒントを得る。「(畑岡は)最終日もすごかった。打ち出したいところへ、打ち出した結果だと思う。(自分に)足りない部分だとすごく感じた」と、今週は狙ったラインに覚悟を持ってボールを乗せる。

今大会がルーキーイヤーの7戦目。「(ここまで)トップ10が3回あることは、思っていた以上。良い滑り出しだと思うけれど、要所で足りない部分がある。試合を重ねつつ、しっかり練習してもっと良い成績を残せるようにしたい」。この日は午後1時前にプロアマを終え、5時を過ぎてもパッティンググリーンでボールを転がす姿があった。太平洋の風、傾斜だらけのライ、そして難解なグリーン。数々の不安定にめげず、軸を保ってプレーする。(カリフォルニア州パロスバーデス・エステーツ/桂川洋一)

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