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絶対距離感を養う 渋野日向子のパッティング練習法

◇米国女子◇パロスバーデス選手権 presented by バンク・オブ・アメリカ 事前情報(26日)◇パロスバーデスGC (カリフォルニア州)◇6450yd(パー71)

渋野日向子は米ツアーの会場でも練習グリーンで長い時間を過ごす。今年に入って始めたのが、パッティングでの絶対的な距離感を養う練習。5本のティペグを使用して行う、ノルマを達成するまで帰れないドリルだ。

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カップまでの距離は5m。カップから手前側(渋野サイド)に約50cm間隔で4本のティペグをグリーン上に突き刺す。残り1本があるのは渋野から見てカップの向こう側だ。

カップインを狙うのではなく、ティペグ5本とカップでできる5つの間隔(写真1から5)に、手前からひとつずつ転がしたボールを止めていく練習。

まず(1)3~3.5m(手前から1本目と2本目のティペグ)の間に球をストップできれば、次の(2)3.5~4m(2本目と3本目)にトライ、(3)4~4.5m(3本目と4本目)、(4)4.5~5m(4本目とカップ)と続き、最後に(5)5~5.5m(カップと5本目のティペグ)のスペースに止まるか、カップインしたら成功だ。5カ所連続で成功すれば終了、外せば(1)からやり直す。さながら「帰れま10」ならぬ、「帰れま5」だ。

グリーン上で繊細なタッチを出し、フィーリングを鋭くするためのドリルで、渋野は「フラットな練習グリーンだとあまり意味がなくて。パッティンググリーンに下りのラインがあるコースでやっています」と言う。

開幕2日前は午前10時半過ぎから練習ラウンドを18ホール行った後、パッティンググリーンへ。下りのフックラインを選んで30分以上ボールを転がし続け、最後はバンザイして“5連発”を喜んだ。

ちなみに厳密にいうと、「帰れま5」ではない。渋野はこのノルマをクリアした後も、他のカップに向かってランダムに15分ほどボールを転がしてから帰路に就いた。(カリフォルニア州パロスバーデス・エステーツ/桂川洋一)

桂川洋一(かつらがわよういち) プロフィール

1980年生まれ。生まれは岐阜。育ちは兵庫、東京、千葉。2011年にスポーツ新聞社を経てGDO入社。ふくらはぎが太いのは自慢でもなんでもないコンプレックス。出張の毎日ながら旅行用の歯磨き粉を最後まで使った試しがない。ツイッター: @yktrgw

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