濱田茉優、高木優奈らが全米女子切符 アマも2人通過
2022年 全米女子オープン
期間:06/02〜06/05 場所:パインニードルズ・ロッジ&GC(ノースカロライナ州)
プロテスト未合格の高木優奈と識西諭里が“狙い通り”の海外メジャー切符
◇米国女子◇全米女子オープン 日本地区最終予選会(25日)◇房総カントリークラブ房総ゴルフ場(千葉県)◇東コース/6533yd 西コース/6413yd(ともにパー72)◇出場選手158人
23歳の高木優奈と25歳の識西諭里が、海外女子メジャー「全米女子オープン」(6月2日~/ノースカロライナ州パインニードルズ・ロッジ&GC)の出場権を獲得した。ともに何度もプロテストの壁に跳ね返され、国内ツアー出場がままならない中、この予選会を念頭に置いて調整を続けてきたという。
高木は昨季単年登録者としてプレーしながら惜しくもシード獲得を逃し、正会員の道を閉ざされた。「去年(11月の)テストに落ちて試合がないということが決まったとき、これに照準を合わせて頑張って米国に行って、そこからまた(2022年の)テストに向けて頑張ろうと年間計画を立てていました」
微妙な距離のパットをことごとく沈め、36ホールをノーボギーで通算8アンダー。米ツアーでは畑岡奈紗、国内では植竹希望に高橋彩華と優勝が続いている“黄金世代”の一人でもある。「私はまだプロテストも受かっていないですし、みんなと競り合えるようなところにいるわけじゃない。今日これだけ良いゴルフができても、向こうに行けば予選通過できるかギリギリの勝負だと思う。チャレンジャーとして一生懸命頑張りたい」と謙虚に意気込んだ。
井上透コーチにバッグを預けた識西もショットとパットがかみ合い、8アンダー。昨年5度目の挑戦で涙をのみ、「今年のプロテストまでの間に絶対米国に行きたいと思って練習していました」と明かす。
もともと米ツアー選手のインスタグラムをひたすらフォローして情報を集めるほどの“USLPGAマニア”だとか。「ツアーとかも全然出られない身分なので、米国のメジャーに出られること自体が楽しみ。予選通過が第一の目標です」と喜びがあふれた。(千葉県睦沢町/亀山泰宏)