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畑岡奈紗「気持ちを切り替えて」3打差逆転へ

◇米国女子◇ホンダ LPGAタイランド 3日目(12日)◇サイアムCC(タイ)◇6576yd(パー72)

週末を首位で迎えた畑岡奈紗は、前半9番で今大会45ホール目にして初めてボギーを喫した。バーディも3つにとどまり「70」で、通算18アンダーの4位に後退した。

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前半2番で右ラフからの2打目をピン手前に着弾させ、上りのフックラインを読み切ってバーディを先行させた。その後は6ホール連続パーでしのぐが、9番でラフからバンカーへと渡り歩き、距離のあるパーパットを外して、トップの座を明け渡した。

後半もスコアを伸ばせないまま順位は徐々に後退。イーグルパットを残した15番のグリーン上で雷雲接近のため中断を余儀なくされた。再開後に2段グリーンの下から2パットでバーディを決めると、17番でこの日3つ目のバーディを奪って小さく拳を握った。最終18番(パー5)はグリーン手前のバンカーからの3打目を1m強に寄せて笑顔をのぞかせたが、決めきれなかった。

初日18/18(100%)、2日目15/18(83%)だったパーオン率は11/18(61%)と大きく下げた。「ドライバーでフェアウェイに行ってもアイアンがなかなか寄らないという感じで、ショットでリズムを作れなかった」と、中継局WOWOWのインタビューで振り返った畑岡。「特に後半のショットがなかなかチャンスにつかなくて長い距離のバーディパットばかり打っていたので、あまり伸ばせなかったのは残念だった」と悔しさをにじませた。

それでも首位とはまだ3打差。「気持ちを切り替えて午前中からしっかり伸ばしていけるように頑張りたい」。今季初優勝とツアー6勝目へ、持ち前のあきらめない強い気持ちで最終日に臨む。

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