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渋野日向子は6つ伸ばす 「上位のチャンスは少なからずある」

◇米国女子◇ホンダ LPGAタイランド 3日目(12日)◇サイアムCC(タイ)◇6576yd(パー72)

15位で大会を折り返した渋野日向子は7バーディ、1ボギーの「66」で通算15アンダーと伸ばし、順位を上げてホールアウトした。前週大会の最終日から4ラウンド連続の60台。「6つ伸ばせたのはうれしかったし、内容的にも1ボギーで済んだ。ショットも相変わらずチャンスにつける回数が多かったので、まあ全体的に良かった」。中継局のWOWOWのインタビューで手応えを口にした。

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スタートの1番(パー5)で上りのスライスラインを読み切れなかったものの、2番で5mのフックラインをねじ込んでバーディを先行させた。3番は難しい下りを決めて2連続。惜しいパットを決めきれず悔しさを残した前日のうっぷんを晴らすかのように滑り出した。

アイアンショットは「この 3 日間はかなりピンを攻めていると思う」という。4番(パー3)はピン上の狭い部分に着弾させてパー。バンカーにつかまった5番は2打目がグリーン奥にこぼれたが、1m弱に寄せて難なくパーをセーブ。7番(パー5)は残り100yd弱の3打目をピン上にピタリと落としてバーディとし、スコアを伸ばした。

日傘を手放せない暑さの中、前半で3つスコアを伸ばすと、後半10番(パー5)は3打目をウェッジで低く打ち出してグリーン上を転がし、1m弱につけてタップインバーディ。12番(パー3)ではピン手前から4m弱をジャストタッチでねじ込んで、バーディを奪った。

2打目をグリーン左奥に外した13番で初ボギーを喫したが、直後の14番で強気のパットでねじ込みバウンスバック。15番では「微妙な2段グリーンは、転がすか、段に当ててクッションさせて乗せるか迷って、58度で段にぶつけて寄せる練習をしていたので信じて打ちました」と2打目を1m弱に寄せてこの日7つ目のバーディを奪った。

最終18番(パー5)で3打目を1ピンにつけたもののバーディ締めとはならなかったが、「まあでも3パットすることなく決めることができた。ストレスフリーかと言われればそうでもないんですけど」と言いつつも及第点のラウンド。

ホールアウト時点で首位と4打差。「上位に行けるチャンスは少なからずあると思うので、3 日目を終えてこの位置で終われているのはうれしい。あしたこそいいスコアを出さないといけないと思うので、ボギーを少なく、バーディをたくさん獲れるように頑張りたい」と最終日へ向け意気込みを強くした。

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2022年 ホンダ LPGAタイランド



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