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2021年 米国女子Qシリーズ(2週目)
期間:12/09〜12/12 場所:ハイランドオークスGC(アラバマ州)

一日20ホールでボギーは1個だけ 鉄壁の古江彩佳

◇米国女子◇Qシリーズ(2週目) 6日目(10日)◇ハイランドオークス (アラバマ州)◇6677yd(パー72)

長い長い一日だった。前日日没サスペンデッドで2ホールを残していた古江彩佳がコース近くのホテルを出たのは午前5時15分。しかし、7時25分予定だった競技再開は濃霧で結局2時間遅れた。

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スタート時間は30分、1時間…といった具合で徐々にずれ込んだ。「準備もいつやったらいいのかすごく難しいので、トライしてみてって感じでした。あんまり海外でそういう経験は少ないというか、なかったかもしれないので、(逆に)できて良かったかなと思います」と笑うたくましさがあった。

リスタートの17番(パー3)でいきなり超ロングパットを残すピンチ。これを“OK”の距離に寄せてしのぐと、続く18番は6UTのセカンドをチャンスに絡めてバーディを奪った。1時間半ほどを挟んで10番から出た第6ラウンドは最初の3ホールで2バーディを先行させたが、珍しくピンチも少なくなかった。

朝イチで肝を冷やした17番で今度は右の急傾斜からのアプローチ。「上げられるだけ上げて、下りはやっぱり止めづらかったので、上げて、ランが少ない球をイメージしていました」。手前からピンに向かって下るラインに落としてパーを拾った。18番は短いパーパットがカップのフチを1周するように回ってボギーをたたいたものの、後半2番でも左からの難しい寄せを成功させてしのいだ。

「ピンを挿して入ったときがあったので、変えてみようかなと思って」とグリーン上のルーティンにも時折変更を加えながら、前週3日目以来の60台となる「69」。通算16アンダー5位と再び順位を上げた。

ホールアウトは午後4時半を回ろうとしたころ。それでも体力面について「大丈夫です」と笑顔で即答できる21歳。「いいところにはいると思います。目の前のことに集中ということだけ意識しているので、それはうまく(結果に)つながっているのかな」と浮き足立つ気配は全くない。(アラバマ州ドーサン/亀山泰宏)

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