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2021年 HSBC女子チャンピオンズ
期間:04/29〜05/02 場所:セントーサGC(シンガポール)

ライオンシティと夫 愛に包まれた朴仁妃

オリンピック金メダリストの朴仁妃(韓国)が、大好きなシンガポールで再び好調なプレーを見せている。しかし、賞金総額160万ドル(1億7488万円)の「HSBC女子チャンピオンズ」で、それをより特別なものにしているのは、夫でありコーチのナム・ギヒョプさんがキャディとして隣にいるということだ。

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中でトーナメントを戦うことは、これまでとは大きな違いがある。だが、32歳の朴にとって、ロープの内側と外側で親密な顔を見られることは大きな助けとなっている。

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「コロナによって生活は変わりました。トーナメントをプレーするために従わなければならない多くの手続きがあります。本当に大変ですが、プレーする機会があることに感謝しています」

「私は夫が同じ部屋にいるのでラッキーです。少なくとも私には、話をして、一緒に食事をする人がいます。それでも、ここ数年のように外に出て、シンガポールの美しい街を楽しむことができないことは非常に残念です」と朴は言う。

ロサンゼルスから17時間半のフライトを経て到着した朴は、その後の14時間をホテルの部屋でPCR検査の結果が出るまで待機してから、ようやくセントーサGCの練習ラウンドを開始できた。ライオンシティ(シンガポールの愛称)での彼女の行動は、ホテルとコース間の往復に厳しく制限されている。

「シンガポールは間違いなく私にとって特別な場所で、この国が大好きです。たとえ今週ずっとホテルの部屋に閉じ込められているとしても、ここには素晴らしいフードデリバリーシステムがあるので、美味しい料理を楽しむことができます」と世界ランク2位は語った。

朴が感じている快適な空気はコース上でも現れている。世界の一流選手たちの追撃を交わして2ラウンドを終えて首位に立つ活躍には、シンガポールのうだるような暑さの中で彼女を支える夫の果たす役割も大きい。

「この暑さの中で私のために一生懸命やってくれて、彼には10点満点中10点をあげられます。コンディションはとてもタフです。私に何が必要ということはなく、ただ彼には隣にいて、キャディバッグを運んでくれるだけで良いのです」と朴は言う。

彼女のプロ生活において、誰が最も大きな影響を与えたかと問われると、朴はちゅうちょすることなくこう答えた。

「それは私の夫です。なぜなら、彼はこのゲームについてとても多くのことを教えてくれたから。彼は私のスイングを変え、いくつかの困難な時期を乗り越えることを助けてくれました」と微笑んだ。(シンガポール/Calvin Koh)

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