海外のインタビューにも物おじしない天真爛漫さ

◇海外女子メジャー◇AIG全英女子オープン 最終日（4日）◇ウォーバーンGC（イングランド）◇6585yd（パー72）

日本勢として42年ぶりにメジャートロフィを手にした渋野日向子。世界的には無名で、彗星のごとく現れた“スマイルシンデレラ”に海外メディアから称賛が相次いだ。

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海外メジャーデビュー戦での初優勝を称え、「スマイルシンデレラと呼ばれる選手のおとぎ話のような結末」との小見出しで報じたのは英ガーディアン紙（電子版）。ギャラリーに手を振る様子やリゼット・サラスを18番の最後の一打で退けたプレーを「恐れを知らぬシンデレラ」と伝えた。

USAトゥデイ（電子版）は「最初のティで、対戦相手に対し大きな拍手を送る選手は見たことがない」と渋野の人柄を紹介し、「イギリスのファンは、スピーディーで終始笑顔の渋野に魅了された」と掲載した。

ニューヨーク・タイムズは、2位に2打差をつけ単独首位に立った3日目に「夢のデビュー」と題して記事にすると、最終日もプレーの内容や渋野のコメントを報じた。「チャンピオンシップの前はほとんど知られていなかった、“スマイルシンデレラ”」と紹介。「見事なメジャーチャンピオンシップデビュー」と称賛した。

連日、青いアフロのかつらをかぶって、ロープ外から応援を続けた、臨時マネージャーで山陽放送の男性社員を写真付きで紹介したのは英BBC。「渋野は笑顔でたくさんの新しいファンを獲得した」とし、「土曜日のバックナインに、人々が本当に日本の新人に気づき始め、もっと知りたいと思った」と振り返った。

今大会では結果とともに、渋野の天真爛漫なキャラクターを中心に報じるメディアも目立った。