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2019年 AIG全英女子オープン
期間:08/01〜08/04 場所:ウォーバーンGC(イングランド)

ショット不調の畑岡奈紗が見返す「理想的スイング」

◇海外女子メジャー◇AIG全英女子オープン 事前(31日)◇ウォーバーンGC(イングランド)◇6585yd(パー72)

世界ランキング9位の畑岡奈紗は「理想的」と語る3年前の自身のスイングを取り戻し、今季メジャー最終戦で42年ぶりの快挙に臨もうとしている。

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開幕前日はプロアマ戦で最終調整した。前週のメジャー「エビアン選手権」で予選落ちを喫し、30日には左右に散るショットに「まだ不安はある」と吐露した。それでも、この日までの3日間で45ホールを回り「(前週から)少しずつは修正できている」と前向きな言葉も出た。

一年に2、3回陥るというショットの不調時は、プロ転向直後の2016年11月ごろの自身のスイング動画を必ず見る。アマチュアとして国内メジャー「日本女子オープン」を制した後、プロデビュー戦を終えたばかりの時期のスイングが「自分にとっては、一番良かった」と言い切る。

現在のスイングと比較し「人に映像を見せても(違いは)分かるレベルではない」とするが、「いまはグリップが当時とちょっと変わっていた。フックグリップ気味になり過ぎていた」と修正点を洗い出した。

疲労や体調の影響で、再現性を求められるスイングは無意識のうちに乱れることも少なくない。「去年も毎試合良い感覚でやれていたわけではない。ちょっとした動きの違いが大きなミスにつながってしまう」という。

今季はメジャー制覇を過剰に意識し、本番で空回りを続けた。前年大会は予選落ちしたが、今年は苦手なリンクスではなく、林間コースとなり「好きなコースですね」と笑みも浮かべる。「残り1試合ですし、調子が良かったら力も入るけど、そういうわけじゃない。メジャーと考えすぎずにやりたい」

樋口久子が制した1977年「全米女子プロゴルフ選手権」以来となる日本人女子2人目のメジャー制覇を目指す20歳は、吹っ切れた様子を見せた。(イングランド・ウォーバーン/林洋平)

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