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2019年 エビアン選手権
期間:07/25〜07/28 場所:エビアンリゾートGC(フランス)

薄氷の予選通過 鈴木愛には恵みの雷 横峯さくらは勘違い?

◇海外女子メジャー◇エビアン選手権 2日目(26日)◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6523yd(パー71)

80位で出た鈴木愛は5バーディ、4ボギーの「70」で回り、通算2オーバーの64位。雷による中断後の上がり4ホールで3バーディを奪い、カットライン上で予選通過した。

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ショットとパットがかみ合わず、後半14番(パー3)に4つ目のボギーで通算5オーバーまでスコアを落とし、「パットも入る雰囲気がなかった」。嫌な流れを断ち切ったのは約40分の中断だ。15番(パー5)での6mのバーディパットを前に一度はクラブハウスに引き揚げた。持参した冷たい炭酸飲料を飲み、「(予選通過へ)2オーバーならチャンスはある。勝負所」と手綱を締め直した。

「これは入れなきゃ」と再開後のバーディパットを沈めると、16番(パー3)は1m、17番は86ydから50㎝に絡めて3連続バーディを奪った。最終18番(パー5)は3mほどのチャンスを逃してパーで終えたが、国内ツアー通算12勝の底力を示し「本当に良かった。良いタイミングで中断が来てくれた」。決勝ラウンドに向け「12番からの3ホールが苦手で鬼門だと思う。そこを乗り切れば、60台も出せる」と気合を込めた。

横峯さくらは最終18番(パー5)をバーディで締め、通算2オーバーで予選通過。直前の17番でダブルボギーをたたき、一度は圏外となったが、最終盤で意地を見せた。

中断明けの終盤は「風がすごく強くて大変だった…」。ショットが乱れるなどピンチの場面が増え、18番を迎えた時は3オーバー。スコアの掲示板がコース内に少なく、「18番はパーにすれば決勝に行けると思っていた」と勘違いしていたという。4UTで7mに2オンさせ、2パットで1つ伸ばして事なきを得たが、グリーン上で「バーディじゃないと、予選通れないんだと気づいた。まずは良かった」と安堵の笑みを浮かべた。

第3ラウンドは悪天候が予想され、当初の1ウェイ2サム(全選手1番スタートで、1組2人)から2ウェイ3サム(1番、10番からスタート、1組3人)に変更された。“裏街道”の最終組に入り、「いまのショットの感じだと厳しいので少し修正して伸ばしていきたい」と前を向いた。(フランス・エビアン/林洋平)

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