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<遼くんパパも感心させた! 宮本勝昌のあの名言>

“悲願達成”の最終日は、帰りの飛行機の中でもCAさんとの感動秘話があった。先月の「ANAオープン」。優勝争いに加わった2日目からずっと言い続けていた。

「表彰式でCAさんと写真が撮りたい」。もしかしたらそれは兄弟子の藤田寛之の祝福より(?)も感激の瞬間であり、大満足で帰路についた宮本に、さらに心温まる出来事があった。

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羽田行きの機内で余韻に浸っていた宮本に、憧れのCAさんがそっと差し出してくれたのが、お祝いのシャンパン。「優勝、おめでとうございます」。とっておきのスマイル付き。「あれは感動しましたね~」と、ニヤニヤと、ますます宮本が感心したのはその絶妙のタイミングだった。

「ちょうど隣のお客さんが席を外してくれたのを見計らってそっと、という感じでね。いやあ、あの配慮はまさに最高級のおもてなしですよね」と、翌週の会場でまたまたべた褒め。

そんな宮本の様子に感心しきりだったのは、“遼くんパパ”だった。石川遼のお父さんの勝美さんが、言ったそうだ。「宮本さんはさすがだ」。というのも「宮本さんがCAさんと写真を撮りたいと言ったことで当然、CAさんにスポットがあたる」と、勝美さん。同時に自ずとANAの名前が紙面に躍る。「主催者さんにも喜んでもらえる。宮本さんは、ちゃんとそこまで考えてコメントしている」。

「うう~ん・・・」と絶妙の間合いを入れつつ「ありがとうございます!」。勝美さんには素直に礼を言いつつ、“いや実は本当に純粋にCAさんと写真が撮りたかったんですよ~”というようなニュアンスを、わざと匂わせてまた笑わせた宮本だったが“遼くんパパ”の仰ったことは的を得ている。実際に、翌日の紙面はどこもCAさんと宮本の写真を使っていて、PR効果も抜群だった。

兄弟子の藤田も「宮本は優勝争いのときも、ラウンドしながらインタビューのネタを考えている」と証言したほど。周到に用意されたコメントにはたいてい旬の話題が盛り込まれていて、聞くものを飽きさせず、しかもそこには必ず対象物への憧憬の念や賞賛がある。他の第三者を輝かせると、自然と自分自身も輝いてしまうんだなあ・・・。宮本を見ていると、つくづくとそう思う。

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