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2打差に接近!藤田寛之が自身初の6連続バーディで急浮上

2014/09/20 18:20

2012年大会、そのシーズンの3勝目を札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コースで飾った藤田寛之は、勢いを持続させ最終的に年間4勝をマークして賞金王を獲得。2年ぶりの大会優勝を狙う今年の「ANAオープン」は3日目に9アンダー「63」をマークして、通算11アンダーの7位タイに浮上した。

裏街道、10番スタートの第1組で出た藤田は、出だし4連続パーと静かなスタート。しかし14番から2連続、17番(パー5)でもバーディを奪い、順位を上げた。後半の1番でボギーをたたくが、6mを沈めた2番からは、キャリアで初めてとなる怒濤の6連続バーディ。「バーディを獲るのが簡単とは思いませんが、楽しかったですね。上位スタートではないのでプレッシャーもなかったし」。7番での6つ目はグリーンオーバーした直後、3打目で20ヤードをチップインさせた。

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今季唯一2勝を果たし、賞金ランキング3位につける藤田だが「今年の自分のゴルフは、今の北海道の天気みたいで、晴れたりすごい雨が降ったり・・・。今日は出来すぎ。自分としてはもっと安定させたいんです」と言うように、予選落ちも既に3度あり、安定感という面では今ひとつ。そのせいもあってか「自分の経験上、ビッグスコアの翌日は比較的スコアが伸びないというのがあるので、あんまり期待はせずにやりたい」と、最終日との向き合い方は自然と冷静になった。

一方で藤田には2年前に勝利をあげた実績がある。「相性がいいと思っていいんですかね。輪厚(開催コース)は難しいイメージしかなかったんですけど。自分がデビューしたころは飛距離も出なかったので2打目で長いクラブが必要でした。でも、今は飛距離も伸びてショートアイアンでグリーンを狙えたり、今週はグリーンも柔らかかったり、そういう条件が揃って伸びているんだと思います」。

2日連続で好スコアが出にくいというマイナス要素が勝つか、それともコースとの相性の良さが上回るか。藤田が抱く気持ちも、結果を左右しそうだ。(北海道北広島市/本橋英治)

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