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プレーヤーズラウンジ

<プロゴルファーの奥様もいろいろ>

いまどき珍しい奥ゆかしさである。小田龍一の優子夫人。夫の毎ラウンドに、きっちり18ホールついて歩く献身妻だが、なぜかクラブハウスにはほとんど立ち寄らない。「目立つことが苦手だから」という。ロッカーも使わないから、いつも大荷物を背負って歩いている。ちょっぴり興味が引かれるリュックの中身。先週の日本プロで、その内容が明らかになった。

コースで出会ったスタッフに、「どうぞ」と差し入れしてくれたのは、地元鹿児島県の銘菓という「かりんとう饅頭」。喜界島産の黒蜜をたっぷりと練り込んだというほんのりほろ苦い生地の中には、ほんのり甘い小豆あん。疲れがほろほろと取れていくようだった。

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「応援してくださる方が、夫のゴルフを見ていてストレスがたまったときなどに、差し上げるんです」と笑う優子さん。ボギーが立て続くと、見ているほうにもイライラがたまる。「やっぱり、そういうときには甘いもの」と、そっとお客さんに差し出す気配り上手でもある。

「一緒に応援して回って下さっている方が、クラブハウスに入れない場合もあるので・・・」と、その方を気遣って、あえて自分もギャラリー用の簡易トイレを使用。およそプロゴルファーの妻らしからぬ行動である。

2週前に、青木功が主催する「ザ・レジェンド・チャリティプロアマトーナメント」というチャリティイベントがあった。そこで、プロゴルファーの妻たちによる“アフターコンペ”が開催されたのだが、そこに優子夫人も参加してみたらどうだろう?

「とんでもないです! 私ゴルフ出来ませんし・・・」と即答が返ってきた。「それに、気後れしそうです」と、優子さん。

「私はみなさんとは空気が違う気がします」と、どこまでも控えめ。確かに、ひっそりと清楚なたたずまいからは大勢の前でゴルフをする姿は思いつかないし、青木夫人のチエさんや、元アイドル妻といったきらびやかな人たちの中で、堂々と渡り合うような雰囲気でもないかな・・・。

写真もお嫌いで、こちらのしつこい説得でようやく露出を許してくれたのが、小田がツアー初優勝を飾った2009年の日本オープンの一度だけ。でもあのときも、本当に嫌がっていたもんなあ・・・。そんな人に、テレビの前でゴルフをして下さいなんて言ったら、卒倒してしまうかもしれない。プロゴルファーという職業がなんたるかも知らないまま結婚してしまったという優子さん。でも旦那も負けず劣らずの人見知りする性格だから、ちょうど釣り合いが取れているのだろうな。プロゴルファーの妻も、いろいろ。

開幕前に、大切なお父さんを亡くした小田。直後は相当気落ちしていたそうだが、2戦目のつるやオープンから元気な顔を見せている。さらに翌週の中日クラウンズでは難条件の中で2日目に68で回って10位タイに浮上したものの、最終日には64位まで落ちるなど、まだまだ本調子ではなさそうだが、いつも静かに見守ってくれる優子さんがそばについている限りは大丈夫という気がする。

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