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<今年も続く・・・!? 韓国勢の強さ>

年が明けて2012年。どんな年になるのだろう。今からワクワクしてくるが、同時に今年も韓国勢がかなり来るのではないか、という予感もしてくる。昨年はまさにそれを象徴した1年となった。なんと、シニアでも、女子でも、そして男子でも、韓国勢が賞金ランク1位を独占したのである。

年末に行われた各ツアーの対抗戦「日立3ツアーズ選手権」でもその存在感が際立った。男子のベ・サンムンは男らしく、終始クールに、女子のアン・ソンジュ選手は可愛らしい笑顔で愛嬌を振りまき、シニアの金鐘徳(キムジョンドク)はベテランらしく、ちょっととぼけた絶“口”調ぶりで、大会を大いに盛り上げた。

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昨年は、兵役からの復帰元年にして、さっそく通算2勝目を挙げたドンファンが、年末に断言したものだ。「来年も、韓国勢は強いですよ」と。確かに、12月に行われたツアーの出場優先順位を決める予選会「ファイナルQT」でも、韓国勢2人が中西直人を挟んでランク1位で並んだし、「まだまだ、若くてイキの良い選手が韓国には一杯いますよ」と証言したドンファンもそうだが、韓国勢の魅力はただ、ゴルフが強いだけではないところ。

年長者を立てるという国のしきたりもあってか、礼儀正しい選手が多い。べは昨年、自身の最終戦となったダンロップフェニックスで囲まれた報道陣に、「1年間、ありがとうございました」と日本語で言って、きっちりと頭を下げてアメリカに旅立ったし、先のドンファンが兵役で日本ツアーを留守にする前と、それからの復帰第一戦ともに、お礼と挨拶の言葉をプリントしたゴルフボールを配って歩いたのは、関係者の間では有名な話だ。

一昨年の賞金王の金庚泰キム・キョンテ)も常に礼儀を尽くすことを欠かさなかったし、個人差はもちろんあれど、感心なのは公の場ではどの韓国選手も一生懸命に覚えた日本語で対応しようとすることだ。

微笑ましい逸話がある。2年目のシード権を保持して、次のスター候補の呼び名が高い金度勲( キム・ドフン)。通例として、各トーナメントの開幕前日に行われるプロアマ戦は、チームを組んだアマチュアのみなさんには選手から、感謝の気持ちをしたためたお礼状を後日、送付しているのだが、ある大会でドフンのカードを見てスタッフが思わず吹き出してしまった。

ペンで丁寧に書かれた日本語のメッセージは、「きょうはありがとうございました」と書くべきところを「きょうはありがとうごぢいました」。このカードを受け取った方の笑顔が自然と思い浮かんだ。お茶目なミスにその方はきっと、彼のファンにならずにはいられないだろうな、と思った。

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