宮里藍が2位に後退 首位のチェ・ナヨンと1打差で最終日へ
<プロだって、最後は神頼み・・・!? ゴルフ界にも押し寄せるパワースポットブーム>
パワースポット流行りである。神社や仏閣を始め、人々の祈りを叶えてくれたり、健康を取り戻せるといった不思議なエネルギーを持つ場所を巡り、神々の恵みを得る。そんな旅の特集を組む本が売れたり、今やテレビでも特番が組まれるほどの人気で、ゴルフ界にもその流れが来ている。
先の女子ツアー「ミズノクラシック~伊勢志摩~」で、宮里藍選手が開幕前に、大会の地元でもある伊勢神宮を初参拝したことを打ち明けて話題になっていた。
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その前の9月には、東京の浅草寺や明治神宮に続くパワースポット巡礼だったそうで、シーズン終盤に向けて、エネルギーを授かったという。男子では、つい先月。丸山茂樹だ。隣県の愛知県で行われた日本オープンは予選落ちを喫した週末に、やはり伊勢神宮を訪れている。
そのあとから徐々に上り調子で、先週はアジアンツアーの「バークレイズシンガポールオープン」で初日64は4位タイの好スタートを切っている。
通説によると、御利益があらわれるのは、パワースポットにお詣りしてから約2ヶ月後とも言われ、思いが強いほど叶えられるというから、ファンとしても今後のゆくえががぜん、楽しみになってくる。
他の顕著な例もある。もっとさかのぼって6月のレクサス選手権だ。兼本貴司も、やっぱり「お伊勢さん」だった。前週は、「TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Lake Wood」の開催地でもある三重県を訪れた際に足を伸ばし、そしていきなりその翌週に、大逆転のツアー通算2勝目を達成したのだ。
最速の「御利益」にチャンピオン本人も、驚くやら感謝するやら・・・。もちろん、優勝は本人の実力だが運や巡り合わせにも、大いに左右されるのが勝負の世界。たゆまぬ努力と鍛錬を積んだら、あとはまさに神のみぞ知る・・・。その境地こそが、勝利を呼び込む原動力になるのかもしれない。