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ツアープレーヤーたちのこだわり<芹澤信雄>

44歳が頑張っています。プロ23年目の芹澤信雄

もうすっかりベテランの域に差し掛かろうという選手のひとりですが、コースでの姿は、はっとするほど若々しく輝いています。

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そんな芹澤の若さの秘訣は、まず、なんといってもそのスタイリングにあるのでしょう。

オレンジやピンクなど明るい色のポロシャツに、ウェスト部分にタックのないスリムなパンツ。デザインも凝っていて、太もも部分にポケットがついている、いわゆる“カーゴパンツ”など若い人向けの形も、無理なくさっそうとはきこなします。それが、リズムのあるスイングと、とてもマッチしているのです。

ファッションもさることながら、フジサンケイでは優勝争いに絡む大活躍!

「へへへっ、そう?似合ってる?」と得意げにポーズを取ってみせた芹澤。「…でもねえ、実はこのウェアを着こなすために、かげでかなり努力してるってこと、わかってくれますぅ~?」と、いつもの軽妙な口調で本音もぽろり。

というのも、40代もなかばにさしかかろうという年齢で、いまのようなウェアを格好よく決めるために体型の維持は不可欠。「おなかデップリ!・・・では、絶対にこんなパンツは似合わない」と、日々こまめにトレーニングに励む毎日です。

また、精神的な張りを保っておくことも大事だそうで、「僕らくらいの年になると気分的に、“地味路線”に走りたくなるもんじゃないですか。日によっては僕も、派手な色を気恥ずかしく感じちゃったりして『今日はシックに決めたいなあ』なんて思うこともあるけれど、そう思い始めちゃうといっきに老け込んじゃう気がするからね。常にこう、“俺は若いんだ!”って、言い聞かせながら着替えるようにしているんです」と、打ち明けてくれました。

「僕はぜんぜん、飛ばすわけでもないし、プレースタイルもいたって地味じゃないですか。だからね、せめてウェアで頑張って僕ら世代の人たちにも勇気を持ってもらえたらいい。会場に来てくれた“オジサン”たちが、『ああ、俺もセリザワみたいなカッコしてゴルフしたいな』とか思ってもらえたら、それで最高!!僕の存在価値もあるってものです」。

先週のフジサンケイクラシックでも、初日は黄色、2日目はピンクのボーダー、3日目にいたっては目も覚めるような黄緑の蛍光色と、連日、ファンの目を楽しませてくれました。

「僕には、ウェアしか見せるところがないから」と言って笑う芹澤ですが、いえいえどうして。3日目に豪州のポール・シーハンにあっさりと1打更新されてしまったものの、大会初日には川奈のコース新63をマークするなど予選2日間、首位をキープ。プレーの面でも大いに大会を盛り上げたのでした。

2打差の2位からスタートした最終日はあいにくの大雨にも、レインウェアの下はパっと明るいオレンジのポロシャツ。実は芹澤は、いわゆる勝負服やラッキーカラーは作らない主義なんだそうです。「だって最終日の優勝争いは、いちばんテレビに映れるチャンス。そんな日に、縁起のよい色とか服にこだわっちゃったら、ファンのみなさんにはいつもおんなじ印象の服ばっかりをお見せすることになってしまうでしょ?僕はラッキーカラーにこだわるより、“いろんなイメージの芹沢信雄”を見てもらうってことに、こだわるタイプだから」。

4年ぶりの復活優勝はなりませんでしたが、芹澤なりのプロ根性を発揮して久々のトップ10入り、5位タイフィニッシュ。「今回は、目標の“中年の星”にはなれなかったけど、存在感はアピールすることができたかな」。今後の活躍がますます期待できそうです。

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