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プレーヤーズラウンジ

ツアープレーヤーたちのパフォーマンス<すし石垣>

2005/06/27 09:00

すし石垣の人気がじわじわと上昇中だ。ツアー初優勝はおろか、初シード入りもまだ、という選手なのに、プレー中について歩く“追っかけギャラリー”の数が、思いのほか多い。『すし石垣』という文字が、デカデカとプリントされたTシャツを着た応援団も、最近よく見かけるようになった。

魅力はなんといっても、コースで繰り広げられる派手なパフォーマンスだろう。バーディをとったときの通称・すしダンスもさることながら、ショット前のルーティンが楽しい。そのおかしさは、同じ組で回る選手が「すしのあとにショットすると、笑ってしまって打てない」と訴えるほどだ。「だって、普通にプレーして、普通にバーディ取って・・・というゴルフじゃあ、お客さんに楽しんでいただけないでしょう?」と、すしは言う。

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「もちろん、賛否両論はあると思う。気持ちを抑えながら淡々とプレーするほうがやりやすいと言う人もいると思う。でも、その日18ホールが終わったら、もう気持ちを抑える必要もない。最後のホールでバーディを取ったときは、特に派手に。やっぱり、たくさんのお客さんの前でバーディが取れて、拍手していただけたら僕ら、嬉しいもの。その気持ちを素直に表したのが、僕のパフォーマンス。そうやって一人が大きなリアクションをすることで、ほかの選手が『じゃあ、俺も』って、張り合うようになったら、ますますツアーは盛り上がっていくと思うし、少しでも相乗効果が出ればいいな、って思ってるんですよ」。

名前の横に、自分の似顔絵を書くサインも好評だ。顔を書いて、髪の毛も黒く丁寧に塗りつぶす。頼まれれば、その日の日付も面倒くさがらずにちゃんと入れる。どんなにサインを求めるファンの列が長くても「手は抜きたくないんです」と、とすしは言う。

デビューしたばかりのころにサインを求められたとき、「僕なんかのを、欲しいって言ってくれる人がいるなんて」と、感激した。あのときの気持ちを、いつまでも大切にしたいと考えている。「それにね、『サインください』とか『握手してください』って、きっとファンの人はものすごく勇気を出して言ってくれていると思うんですよ。僕だって、プロになる前はそうだったから・・・。断られたら、けっこう傷ついたりしてね」。自らの体験と重ね合わせてどんなに叩いた日でも、ファンには丁寧に接するようにしているという。

選手会副会長として、こつこつと地道なファンサービスを続けながら、男子ツアーの人気回復につとめるすしだが、もっと大きな効果はやはり、自身の好成績。「・・・もちろん、ゴルフの結果がなにより大事ってこともわかっています。待ち望んでくださる方もたくさんいますし、なんとか期待に答えたい」。すしの一刻も早いツアー初優勝が待たれる。

トーナメントで起こったルール裁定の実例

<セガサミーチャレンジ ルーリングシート>

大会初日、18番ホール(パー4)のセカンド地点で競技委員要請があった。ティショットをラテラルウォーターハザードに入れたプレーヤーは、限界を最後に横切った地点から2クラブレングス以内(規則26-1c)にドロップをした。

キャディが池にあるいくつかの球を拾い上げたら、ドロップした地点より10ヤードほど手前にプレーヤーの球を発見した。そこでプレーする前に競技委員を要請した。競技委員の裁定は、特に球が池の中にあるものに当たって戻るようなものも無いことを見て、最初のドロップは誤所にドロップしたとして規則20-6に基づいて罰なしに10ヤード手前の地点を正しい箇所としてドロップさせた。

読者の皆さん、池に入った時に限界を最後に横切った地点でプレーヤーと同伴競技者で意見の違うことが良くありますが、「合理的な状況証拠」が大事です。ご参考に!

<マンダムルシードよみうりオープン ルーリングシート>

大会初日、1番ホール(パー4)のセカンド地点で競技委員要請があった。ティショットが右のラフに止まっていた球を、アルバイト学生が誤って蹴飛ばしてしまったとのことでした。

立ち会った競技委員は、元の位置が限定できなかったのでその球が止まっていたと思われる箇所にできるだけ近い所にドロップさせた。規則18-1、規則20-3c、読者の皆さん、ラフで球探しをするときに誤って球を蹴飛ばしてしまうことがありますが、球の持ち主やそのキャディが動かしたときは罰が付きます。

今回のケースは局外者によって動かされたので罰は無く、動かされた箇所が特定できればリプレースですが、はっきりしない場合はドロップとなります。

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