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プレーヤーズラウンジ

ツアープレーヤーたちのオフシーズン<S.K.ホ>

2006/04/03 09:00

このオフは、アジアンツアー3試合に出場しただけ。それ以外は、ほとんどクラブを握っていない。「・・・ていうか、握れなかったんです。なんだかんだとほんっとに忙しくて・・・」と、顔をしかめたS.K.ホは、昨年12月にソク・ヘイヨンさんと結婚。そのあとすぐに、新婚準備に追われていたからだ。

日本に新しく住まいを構えたことも大きい。外国人が国内に家を買うとき、その手続きは煩しさを極める。知人のつてを頼りながらやっとの思いで手に入れたのは、兵庫県西宮市の高台にある3LDKのマンション。いまは、その引越し準備に忙しい。

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新しい家具や食器の購入は、SKが思っていたよりもうんと骨の折れる作業だった。もともと、面倒くさがり屋。「だから安い・高いより、目についたものをすぐに買うほう」。
しかし、新妻は許さない。
「あっちの店のほうが安かった、とか、まだ他に安いのがあるかもしれないとか言って、あちこち連れ回されて・・・」。日本の友達から情報を仕入れてきては、「次は100円ショップに行きたい」などと言い出す始末。
「・・・どんな小さなものを買うんでも絶対に妥協しないし、彼女は、僕が思っていたよりもず~っとしっかり者だったってことが分かりましたよ」。

根負けしたSKは、ついにヘイヨンさんにクレジットカードをそっくり託すことにした。

「『僕はここで待っているから、好きなもの買っといで』って。それのほうが彼女も喜んでくれるし、なにごとも円満に行くって分かったから」。夫婦仲良く母国と日本を行き来しながら、4月には2人一緒に新居に落ち着く予定だ。

そんなこんなでこのオフは、ゴルフはすっかり手付かずの状態だが、そんな家族サービスも「試合で力を発揮するために大事なこと」と、SKは考えているようだ。シーズンが開幕すればまた、過酷な転戦生活が始まる。それに、すでに日本語はぺらぺらのSKに対し、ヘイヨンさんはまだほとんど話せない。

「彼女もいろいろ勉強しなくちゃいけないし、試合が始まればまたお互いに忙しくなる。会えない日も続く。だから、今のうちにうんと一緒にいて点を稼いでおかないと。でなきゃ、ゴルフにも集中できないよ。それと、あとはやっぱりさぁ・・・」とほんのり顔を赤らめて、「“子作り”も頑張っとかないといけないじゃない?!」。・・・幸せいっぱいのオフを過ごしているようだ。

ゴルフ界の“韓流ブーム”を牽引する一人。大切な伴侶を得て戦う今年は、さらなる上昇を狙う。目標は、もちろん自身初の賞金王の座。「奥さんにもプレゼントできたらいいよね!」。てらいもせず、言ってのけた。

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