タイガー・ウッズが改めてLIV招待への見解を示した ※撮影は2022年全米プロ

◇米国男子（ツアー外競技）◇ヒーローワールドチャレンジ 事前情報（29日）◇アルバニーGC（バハマ）◇7414yd（パー72）

対立が激化するLIVゴルフとPGAツアーについて、タイガー・ウッズが会見で持論を展開。両団体の共存について、「訴訟を起こされては交渉する気にもならない。まずはグレッグ（・ノーマン）が辞めなければならない」と話した。

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サウジアラビア政府系資本をバックにし、グレッグ・ノーマン（オーストラリア）がCEOを務めるLIVは今年6月にスタートし、8大会が開催された。賞金総額は500億円以上でメジャー覇者フィル・ミケルソンや元世界1位ダスティン・ジョンソンら、PGAの多くのスター選手が移籍して話題となった。メジャー15勝を含む米ツアー最多の82勝を誇るウッズには1000億円以上のオファーが届いたという。

PGAツアーは対抗策としてLIVに参加した選手をツアーから追放するなどの施策を取ったが、LIVもツアーを相手に反トラスト法違反で米カリフォルニア州の裁判所に提訴するなど、争いは終わりが見えない。

「両組織が訴訟を停止すれば、そこにチャンスはある。しかし、一方がツアーを破壊しようと反感を持っているならば、どうやって協力すればいいのか」

ノーマンはツアーの成功に自信を持っており、LIVは2023年に14大会を開催する。

「彼らの最終目的が何かはわからない。今年彼らは20億ドル（約2700億円）近くを費やした。来年は50億ドル（約6900億円）を投じないと誰が言えるのか。お金は無限にある」

ウッズはLIVの設立当初から批判的な言葉を並べてきた。「それが歴史を生むわけではない。サム・スニードやジャック・ニクラスと比べることはできない。それができるのがこのツアーだ」と力を込めた。