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佐藤信人の視点 勝者と敗者

惜敗続くマキロイ オーガスタへのシナリオ

ロリー・マキロイ(北アイルランド)はいま、周囲から 勝負弱い勝ち切れないといった指摘を受けているようです。連覇を目指した前週の「アーノルド・パーマー招待byマスターカード」(フロリダ州・ベイヒルクラブ&ロッジ)も最終日最終組に入りましたが、2位から6位に順位を下げて終わりました。

彼は2018年以降、欧米ツアーで計9回、最終日最終組に入っています。ただし、優勝したのは、最終組の一組前から逆転した昨年の「アーノルド・パーマー招待」だけです。メジャー4勝を含む、米ツアー通算14勝。トップクラスの実力や人気を博す選手ゆえ、優勝争いをし、敗れるたびに周囲が騒がしくなるのも、無理はないのでしょう。

とはいえ、18年からの出場試合は計28試合(欧米ツアーのストローク戦)ですから、約3試合に1回という驚異的な確率で、最終日最終組に入っていることも見逃せません。特に今年は米ツアー5試合に出場し、最も悪いのが6位。タイトルこそありませんが、選手層の厚いこの時期に、とてもすごみのある成績を残しています。

好調でありながら、勝ち切れない。勝負には流れがあるため、この理由を言い切るのは非常に難しい。その中で、スタッツ上ではパー5のスコアが足を引っ張っていそうです。例年トップクラス(17-18シーズン6位、16-17シーズン5位、15-16シーズン1位)の同スタッツは、今季88位。ショット力が武器の彼のスタイルを考えると、パー5で確実に流れを作りたいはずです。

焦る必要はないと思っています。マキロイの最大のターゲットは、キャリアグランドスラムがかかる4月「マスターズ」(ジョージア州・オーガスタナショナルGC)でしょう。一年で最初に訪れるメジャーであり、試合への入り方は一番難しいと感じます。多くのトップ選手が、調子のピークをあわせるために、例年必死に戦略を練るからです。

今年のマキロイには、戦略面の変化も見られました。例年1月に欧州ツアーにも出場してきましたが、米ツアーに専念しています。実際、新年初戦の米ツアー「セントリートーナメントofチャンピオンズ」に初出場し4位。ゴルフ界全体の日程変更や、欧州ツアーの出場義務試合数を考慮しての判断のようですが、オーガスタへの入り方も自ずと変わってくるはずです。

思えば、過去のマスターズ王者たちも、この時期に惜敗を味わいました。バッバ・ワトソン(12年14年ともに3月「WGCキャデラック選手権」で2位)、アダム・スコット(13年、3月「WGC キャデラック選手権」で3位)、ジョーダン・スピース(15年、マスターズ前に出場した2試合連続2位)…。彼らは惜敗の経験をグリーンジャケットへとつなげました。

今年5月で30歳になるマキロイは少し大人になり、以前より感情を出さず、穏やかに見えます。どれほど素晴らしい成績を残しても、マキロイほどの選手に求められるのは優勝なので、厳しい意見も飛んでいるのでしょう。ただ次の1勝は、それらすべてを過去の声にします。雑音に耐えオーガスタで輝く。なぜか彼には、こんなシナリオを期待してしまうのです。(解説・佐藤信人

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佐藤信人(さとう のぶひと)
1970年生まれ。ツアー通算9勝。千葉・薬園台高校卒業後、米国に渡り、陸軍士官学校を経てネバダ州立大学へ。93年に帰国してプロテストに一発合格。97年の「JCBクラシック仙台」で初優勝した。勝負強いパッティングを武器に2000年、02年と賞金王を争い、04年には欧州ツアーにも挑戦したが、その後はパッティングイップスに苦しんだ。11年の「日本オープン」では見事なカムバックで単独3位。近年はゴルフネットワークをはじめ、ゴルフ中継の解説者として活躍し、リオ五輪でも解説を務めた。16年から日本ゴルフツアー機構理事としてトーナメントセッティングにも携わる。

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