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室田淳が今週決めるか?賞金王争いもクライマックス

国内シニアツアー第11戦「富士フイルムシニアチャンピオンシップ」も残り18ホール。今大会を終えると残すは最終戦「いわさき白露シニアゴルフトーナメント」(22日開幕、鹿児島)のもとなり、いよいよ賞金王争いもゴールが見えてきた。

現在賞金ランク首位に立つのは、獲得賞金43,424,000円の室田淳。今大会を含む残り2戦で528万192円を獲得すれば賞金王戴冠が決定する。今週の優勝賞金は1,400万円、単独2位が665万円、2位タイ(2人以内)が577万5000円-。

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その室田は大会2日目、首位と3打差の6位タイからスタートし、出だしの3連続バーディで一時は首位に並んだが、後半は足踏みが続き、結局3打差の3位で最終日を迎えることになった。最終日のプレー次第では賞金王が確定する。

当の室田は「(賞金王は)意識していない」と、前週の「日本シニアオープン」優勝会見で語っていたが、この日も「もうその質問はやめて」と言わんばかりの空気。自ら話題に触れることもなく、「明日はスコアを考えるよりは、自然体で入りたい」と、プレッシャーを少なからず感じている様子だ。

他の選手では、賞金ランク2位の東聡史(22,704,192円)、同3位の羽川豊(20,449,284円)、同4位の渡辺司(19,237,017円)、ド王5位の真板潔(18,742,836円)までの4選手に、最終戦とあわせた2連勝で逆転賞金王のチャンスが残されている。

追う羽川豊はこの日、2打差2位タイからスタートしたものの「75」とスコアを崩して15位タイに後退。この成績に「(賞金王争い)終了だよ、終了!(ファンケルの最終日の『62』みたいなビッグスコアは)そんなの毎回毎回でるわけじゃないんだから」と、早々の白旗宣言となった。

東は通算7オーバーの53位タイ、渡辺は通算2アンダーの8位タイ、真板も通算2オーバー、32位タイと逆転優勝を狙うには厳しい状況に追い込まれた。室田が今週戴冠を決めるか、最終戦へと持ち越されるか――も今大会の優勝争いに負けず、熱い注目を集めている。(千葉県木更津市/糸井順子)

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