3カ月遅れの開幕戦 柳沢伸祐が首位発進、シニアデビューの佐藤は8打差
2020年 ISPS HANDA コロナに喝!! シニアトーナメント
期間:07/30〜07/31 場所:朝霧CC(静岡)
鳴り響いた緊急地震速報 今季初の観客動員で“ミッツポリス”出動は
◇国内シニア◇ISPS HANDA コロナに喝!! シニアトーナメント 初日(30日)◇朝霧CC (静岡)◇シニア6788yd、スーパーシニア6060yd(いずれもパー72)
新型コロナウイルスの影響でストップしていた国内シニアツアーが約3カ月遅れで動き出した。6月に国内女子ツアーが先陣を切って開幕したが、今季国内のゴルフツアートーナメントで観客を動員したのは今大会が初めて。初日は323人が来場した。
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入場ゲートではサーモグラフィーによる検温が行われ、うがいと手指の消毒を済ませたギャラリーはフェイスシールドとマスク、ビニール手袋を受け取って会場に入った。
濃霧による視界不良を考慮し、急きょ観戦エリアを制限する事態となったが、密を注意するため場内を巡回している“ミッツポリス”が対応するほどの混雑は起きなかった。午前9時30分ごろには場内で緊急地震速報のアラームが一斉に鳴り響き、観客動員トーナメントならではの一幕もあった。
今大会は出場選手112人と競技員などの大会関係者14人、計126人を対象にPCR検査を実施し、全員陰性と判定された。各組には大会スタッフがカートの運転とピンフラッグの抜き差しを行うキャディとして同行し、選手の中には帯同キャディを起用するケースもあったが、こちらはPCR検査の対象外となった。
日本プロゴルフ協会会長を務め、大会に出場する選手でもある倉本昌弘は、ギャラリーを入れるべきではないという意見に同意しつつ、「我々プロは“見られてなんぼ”の世界。ギャラリーがいてプレーをするのが本来の姿だと思う。我々が入れることでほかのツアーが知恵を絞って、『やればできる』ということになれば」と期待を語った。 (静岡県富士宮市/石井操)