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大会史上最長コース 谷口徹らは“もうひとつ”のナショナルタイトル奪取へ

◇国内シニアメジャー◇日本シニアオープン 事前情報(18日)◇日高CC東西C(埼玉県)◇7019yd(パー72)

国内シニアメジャーは19日(木)に開幕する。プラヤド・マークセン(タイ)の4連覇挑戦に立ちはだかるのは、シニア入りして間もない“若い力”。会場の日高CCは7019ydと大会史上最長に設定された。前年2位の谷口徹伊澤利光、今季のルーキーである深堀圭一郎と予選同組でプレーする。

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51歳にしてレギュラーツアーを主戦場にする谷口のシニア参戦は6月の「スターツシニア」以来、今季2試合目。前年は最終日のスタート時点でマークセンに1打差だったリードを5つに広げられた。ことしの雪辱戦は「若い選手がいて、去年とは雰囲気がまた違う」という。「シニアに来たらちょっと気楽に回れるかなと思ったけど、伊澤くんと深堀くんと同じ組で…。ふたりとも飛ぶ。先週(ANAオープン)は深堀くんと2日間一緒だった。引き分けだったので、もう一回リベンジマッチやなと」と、飛距離への“こだわり”も捨てていない。

伊澤は開幕前日に18ホールでコースをチェックした。後半は雨に打たれながらも元気にプレー。「久々にそういうメンツと回るのは楽しみといえば楽しみ」と初日を見据えた。両サイドを木が埋め尽くすコースは「フェアウェイが(ティから)見えないホールも多いからティショットが難しい。そのへんが一番やりづらい」という印象。シニア本格参戦から未勝利のまま2年近くが経つ。調子がようやく上向き、「そろそろ…とね、あっちこっちで言われているんですよ(笑)。メディアだけじゃなくて、プレーヤーからも。『お前、頼むよ』って。(期待は)重々、承知しています」と意欲を飲み込んだ。

今シーズンがシニアデビューの深堀は「ことしからシニアに参戦して、一番目標にしていた試合。気持ちも合わせてきた」。当地では近年、チャリティイベントでのプレー経験がある。競技用のティからのロケーションを入念に確認しながら事前ラウンドを終えた。「同世代の選手と組むことがあるんじゃないかと思っていた。伊澤さん、谷口さんもこのタイトルを欲しいと思っている人。僕もその気持ちでは負けない」と鼻息は荒い。

シニアデビューした今季開幕戦「金秀シニア 沖縄オープン」でいきなり優勝した手嶋多一を含む4人は、いずれも過去に「日本オープン」を制覇した。「日本シニアオープン」との両タイトルを持つのは青木功中嶋常幸しかいない。(埼玉県日高市/桂川洋一)

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