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海外メジャー覇者キム・ヒョージュ 日本参戦熱望「だから米国で頑張ってる」

◇国内女子◇ヨネックスレディスゴルフトーナメント 2日目(8日)◇ヨネックスCC(新潟県)◇6456yd(パー72)

米ツアー通算3勝(海外メジャー1勝)で世界ランキング34位のキム・ヒョージュ(韓国)が4バーディ、2ボギーの「70」で回り、通算7アンダーの首位に並んだ。米ツアーが主戦場で今大会は契約先がヨネックスのため主催者推薦での出場だが、ラウンド後の取材では日本ツアー本格参戦を熱望した。

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日本ツアー参戦への意欲に、思わず報道陣から驚きの声があがった。今大会で優勝すれば日本ツアーの出場権を得られるが、との質問に「もちろん狙っています」と即答した。日米両ツアーのシードを所有する気持ちかと確認を求められると、「いや、日本の出場権があればすぐに日本でやりたい」と間髪入れずに返した。

米ツアーでは2016年1月の「ピュアシルク バハマLPGA」を最後に優勝はないが、世界ランク上位陣がそろう舞台で今季賞金ランク27位につける。第一線で活躍する23歳は、「えっ? なぜみなさん驚いているんですか? 日本の方が良いですよ」と通訳を介して報道陣に逆質問も。「私はずっと日本でやりたいと思っていた。そのためにいまアメリカで、熱心に頑張っているんです」と言い切った。

16歳の時にアマチュアで出場した2012年「サントリーレディスオープン」で日本ツアーの当時史上最年少優勝(※)を果たした。「サントリー(レディース)に出たときから日本がすごく良いと思った。食べ物もおいしいし、ギャラリーも多い。移動も楽」。同年のプロ転向直後から日本参戦を念頭に入れたが、母国・韓国ツアーにいた14年に海外メジャー「エビアン選手権」で優勝し、戦いの場を米ツアーに移した。

出場権が得られる日本ツアーの予選会を受験しなかったのは日程的な都合からだという。「米ツアーを休む必要があり、それは難しかったんです」と説明。米国内の移動では荷物が紛失することも例に挙げ、「日本では荷物がなくならない。荷物を(宅配便で)送れます。すごく良いですよ」と声を弾ませる。

日本女子プロゴルフ協会(LPGA)によれば、優勝後に必要な手続きを踏めば、来季までの出場権を獲得する。首位に並ぶのは19歳の石井理緒。キャリアを踏まえれば、まぎれもなく本命だ。「とにかくパーオンを続けることですね。それがあすのカギです」と気を引き締めた。(新潟県長岡市/林洋平)

(※)現在の最年少優勝記録は2014年「KKT杯バンテリンレディス」での勝みなみ(15歳293日)

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