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「“菜”も頑張ります」原江里菜はファウラーにヒントでパット好調

◇国内女子◇フジサンケイレディスクラシック 初日(26日)◇川奈ホテルGC富士コース(静岡県)◇6376yd(パー71)

ツアー2勝、31歳の原江里菜が5バーディ、2ボギーの「68」でプレー。3アンダーで首位と1打差の2位で初日を終え「きょうはほんとに手が動きました。それに尽きます」とパット数を「25」に抑えたグリーン上での好調を振り返った。

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前半2番でボギーを先行した。477ydのパー4、難関5番で5mのパーパットを決めるなど一進一退の展開。後半11番(パー3)で12mのバーディパットを沈めると落ち着き、以降も2つ伸ばした。

「ショットが良くなくて」と、ドライバーは同組でプレーした佐伯三貴辻梨恵に20ydおいていかれた。さらにアイアンも「球の上がりが良くなかった」と嘆く。そんな不調のショットをパッティングが助けた。

昨季の最終盤から、パターの握り方を右手の甲を正面に向ける“クローグリップ”に変更。さらに今週はリッキー・ファウラーらパッティング巧者の真似をしてみようと「スタンスを閉じて、両足をつけてやっている。そしたら少し動くようになった」という。これまでは「“打ててるのに入らない”じゃなくて“打てない”だった」としたが、「きょうはほんとに打てました」と満足する。

「何が好きかは分からないのですが、コースは好きです。ミスをしても大ケガにならない」とコースとの相性も味方につける。

プロアマ戦の表彰式などで名前を読まれると「『はらえり』までで『うっ』て(前のめりに)なる」という一文字違いの原英莉花が、前週の「KKT杯バンテリンレディス」で4位に入る活躍を見せた。「“菜”も頑張りますよ」と2015年以来、4年ぶりの優勝を目指す。(静岡県伊東市/柴田雄平)

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