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北海道在住の小祝さくら、菊地絵理香は被災に動揺

◇国内女子メジャー第2戦◇日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯 初日(6日)◇小杉CC(富山)◇6605yd(パー72)

北海道出身の女子プロゴルファーが胸を痛めた。大会初日の6日(木)午前3時8分頃、震度6強の地震が同地を襲った。前週の「ゴルフ5レディス」で惜敗したものの、今週も5アンダーの首位タイ発進を決めた小祝さくらは北海道・北広島市在住。家族の無事を確認したが、交通網などの打撃は深刻。前日5日(水)朝までに接近した台風21号の影響も大きいという。

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午前7時17分のティオフに備え、3時半に起床した小祝はその直後に地元の被害を知った。ツアーに帯同している母・ひとみさんが、自宅にいる祖母の泰子さんと連絡を取り合い、家族の無事を確認。同地の震度は5で「地震の影響は停電したくらい」だというが、「それよりも台風の被害の方が大きいみたいです」と心配した。

ホームコースにしている札幌リージェントゴルフ倶楽部は、クラブハウスの屋根がはがれ、折れた木々が散乱。小祝の自宅と、近隣で母が営む飲食店周辺には傾いた家屋もあり、道路が崩れ、水浸しになるなどの被害があった。

苫小牧市出身、千歳市在住の菊地絵理香も3アンダーの13位タイと好スタートを切ったが、こちらも「心配ですね…」と表情を曇らせた。起床後にテレビをつけて、情報をキャッチ。「津波の影響はなくてまずは良かった。台風の影響は大丈夫だと聞いた」という。

宮城・東北高出身で、2年前の「KKT杯バンテリンレディスオープン」開幕前夜に熊本地震を経験した。「私たちにできることは限られている。帰っても何もできないに等しい。今週はゴルフを頑張って結果を出したい。それが今、私にできることかなと思います」と言葉に思いを込めた。(富山県射水市/桂川洋一)

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